目の前の景色
小さな視界の中の世界
目を閉じるとピリオド
目を開くとまた物語が始まる
エンドロールに私の名前
流れず止まってくれるかな
世界を知った気になって
それでも図り知れなくなって
頭の中で ぐるぐる巡回ぐるっと
宇宙を知った気になって
太陽が冷たいや 地球は丸いや
テレビの中での 壮大な放送事故
私は否定はしないけどさ
自分の目で見てなんかないんだ
その場所の空気を感じてないんだ
「無重力」だなんて本当は知らないんだ
世界を知ったっきりになって
それでも知り得ないミステリーが
頭の中で くるくるミステリーサークルっと
空気が欲しい あとは空気と臨場感
だけあったら 雰囲気もあったら
あとこの目玉だけでも
君の見た世界に飛び込んだら
やっと信じても良いかな って思えるんだ
たった二つで小さなものだけれど
さほど重要な物でもないけれど
いっか。ここに付いているんだし
使えるまで腐るまで使ってやるんだ
たまには背中にもう一つだとか
はたまた第三の目だとか
じゃないんだ 生まれたその日から
記憶できない永遠のカメラ
今日も連れて歩きに見よ
私がただひとつ信じる世界を
歩くんだ
私がただひとつ信じたことを
世界と言ったトタンに
世界がやっと存在する
共鳴しているこの世界
私が世界を信じなくなったトタンに
世界がやっと私を自由にする
その日を密かに待っている
エンドロールが終わったら
