2022.12.21
二年前、乳がんが見つかった時に
これからの治療で今後どのくらい働けるかわからないし
もしかしたら会社を辞めなくてはならないかもしれないし
と思って、私の方のパートの積立預金を解約しようと思い、銀行に行ったことがあった。
フロアにいる案内係のパートさんに、事情を話したら
「解約しないで、一旦止めるということも出来ますから
また働けるようになったら、積み立て続ければいいし、
その方が頑張らなきゃって目標にもなるから、そうしたらいかがですか」
といってくれた。
そして手続きが終わり、帰る時に
ガッツポーズ!!をして見送ってくれた。
それがとても嬉しくて、心がほっこりと励まされた。
その後、また仕事復帰出来たので、積み立てを再開出来たし、
その方にお礼を言いたいとずっと思っていたのだけど、銀行に行くといつも忙しそうにお客様と接しているので何も言えずにいたのだが
昨日一人で立っているところを見つけたのでやっとお礼を言うことができた。
「その時のことは記憶にないけれど、そう言っていただけて、私の方こそ励みになります。とても嬉しい気持ちで年末終われます。ありがとうございます。」
とニコニコ顔で、逆にお礼を言われてしまった。
そんな風に言ってくれるなんて思ってもみなくて
申し訳ないやら有り難いやら、本当に良い方だなと思った。
でもね、本当はもう少し話したいことがあったんだ。
この方、見た目私と同じくらいの年齢のように見えたので。
「若い頃もこの銀行にお勤めだったんですか?
だとしたら何年入行ですか?」
若い頃、私もこの銀行に勤めていたので、もしかしたら、同期かもしれないと思ったから。
でも忙しそうなので、そんな時間を取ってしまっては申し訳ないから、それは言わずに帰って来た。