2020.12.04

 

やっと診察の日が来た。

胸にエクボを見つけてから お風呂に入るのが嫌だった。

気にしているのでエクボに目がいってしまう。

「あー今日もある。やだなー 消えてよ!」

見るたびに憂鬱になる。

 

診察は午後3時の予約だったので、お昼で仕事を早退して乳腺クリニックへ

初診なので問診票を渡される。

書いてる時から「ガンだったらどうしよう」とドキドキ!!

 

初めてのマンモグラフィ

優しそうなお姉さん技師だ!良かった。

痛いと聞いていたので相当な痛みを覚悟してたので、それほどでもなかった。

上からだけと思ったら、横からも挟んで撮るんだね。

 

その後、超音波検査

エクボのある右から 

そして左も 左は何もないと思うのだけど何やら念入りに見てる気がする。

もしかして左にもなにかあるの?!

検査してくれるお姉さん技師は無言・・・

 

ここのクリニックは検査は女性の技師さんがするんだね。

おっぱい丸出しの検査なので有難い。

 

検査が終わって、診察室前で待つ。

(いつ呼ばれるのか・・・待たされるのも嫌だけど

 呼ばれるのも怖い。次だったらどうしよう)

 

とはいえ、順番は来るもので呼ばれます。

 

診察室に入ると年配の男の先生が座っていた。

検査した画像を見て

「これはガンだね。初期のガン。右は○センチ 左は○センチ」

「うちでは治療は出来ないから病院紹介するね。うちでは〇〇病院に検査依頼することもあるから

そこでも治療できるからそこ紹介しましょうか。でも希望があれば、好きなところ紹介してあげるよ」

 

ここのクリニックは先生も技師さんも看護師さんも優しいと評判がいい。

先生は優しく柔らかい口調で、言葉を選んで告知した。

 

「ガン?!」

最悪の結果だ!

ガンだって!ガンだって、うそー!どうすんの???

初期というのはきっと私を驚かせないために言ってるだけで、実際はどうなの?

だって、両側だってよ! 両側なんて聞いたことないよ。

そんなのあるの? そんな人いるの?

初期なんてありえないよ。

 

 

紹介してもらう病院、もしもの時のためにある程度候補を挙げてあった。

先生の勧める〇〇病院(総合病院)の評判はあまり良くない。

紹介してもらうなら、以前卵巣がんの時にお世話になった東京医科歯科か 地元である〇〇大病院か、がんセンター

東京医科歯科はコロナ禍だし、都内へ通うのもちょっと怖いし

 

うーん!!

がんセンターは嫌だな。ネーミングがよくないよ。

それにじいじを見送った😇病院でもあるし、自分も見送られるなんてことになったら👼困るもの。

 

・・・〇〇大にしよう。それしかない。

 

紹介状を書いてくれて、検査した画像を焼いたCDRomをもらいました。

12月は日が暮れるのが早い。

寒くて暗くなった道をトボトボ帰る。

帰ったら、夕飯作らなきゃ。

まだ家族には言わないしよう。

まだ治療始まらないし、今から心配かけることない。

 

でも親友にはLINEした。

彼女には病院へ行く前に話してたので結果報告しなくちゃ。

きっと返事に困るだろうな。申し訳ないな。

 

 

 

二十歳の時に卵巣ガンと言われて

そして今度は乳がんっだって・・・

そんなの受け止められないよ。

 

なんで私ばっかりこんな目に合うの?! 

ずるいよ! 酷いよ!

 

ガンにならない人もいるのにホント不公平だよ。

ひとり一回にしてよ。

 

これからの生活が変わってしまうよね。

どうなるんだろう。

どうしたらいいんだろう。

 

 

あぁーどうしよう。