読み始めたら、どんどん物語の中に入り込み、2~3日で読み終わりました。
家族が起こしてしまった強盗殺人事件。
服役中の刑務所から毎月届く家族への手紙。
強盗殺人犯の弟が、紆余曲折しながらイバラの道を生きてゆかなければならない…
イヤでも通ることになる、人々の差別や偏見との闘い。
いろいろと考えさせられる作品です。
そもそも東野圭吾さんを知ったきっかけは、阿部寛さんが主演されたドラマ「新参者」でした。
なので東野圭吾さんは、ミステリー小説の作家なのだと思っていました。
実際、「新参者」シリーズや「マスカレード」シリーズなど、推理的要素が含まれている作品もあるのですが、先日読んだ「人魚の眠る家」や今回の「手紙」のように、様々な人間模様(人間のもつ優しさやずるさ、正義、葛藤など)を描かれる作家さんでもあるのだということを知りました。
ミステリー小説も好きですが、こういった作品もけっこう好きだったりします❤
それに東野圭吾さんの作品は、難しい言い回しや言葉はあまり使われないので、とても読みやすいです😊