前回のブログ「運転免許証返納」のブログに対するコメントについて、私が両親についての思いなどを語り始めてしまったので…😅
改めて新しく書くことにしました。

幼稚園や小学校に通っていた頃、私の靴が隠されて帰りが遅くなってしまったり、ランドセルが傷だらけになって帰ってきたり、たびたび消しゴムをなくしたと言ったり…
その都度、母親から「どうしたの?何かあったの?」と最初の頃は聞かれていましたが、私は正直にいじめられていることを打ち明けられませんでした。
いつの頃からか、親は何も聞いて来なくなりました。
中学校ではクラス中から無視をされ、高校では友達を作れず孤立していました。
それでもなんとか学校には通わなくてはいけないという一心で、通い続けました。
そんな生活の中で、何度か両親は「何かおかしい」と気づいていたことを私は知っています。
でも何も語りかけてはくれませんでした。

去年の4月
突然母親からから「NHKを見て」というメールがあり、テレビを見てみるとあさイチという番組でいじめ後遺症の特集をやっていたのです。
こどもの頃に受けたいじめが原因で、人見知りが激しくなったり、コミュニケーション能力にかけたりして、大人になって社会へ出て行ったあとに、生きづらさを感じるようになったりすることがあるというような内容でした。
内容自体はいじめを受けていた人間にとってはあまりにも当たり前のこと過ぎて、改めて何かを考えるということもなく、何を今更という気持ちが大きかったです。
それよりもこの番組を見て連絡を寄越した母の真意が分かりませんでした。
きっと私がこどもの頃のことを思いだし、何かしら感じるところがあったからわざわざメールを送ってきたと思ったのです。

ところがいざ両親に会って、当時どんないじめを受けていたかなどを正直に打ち明けたところ、二人とも全然気がつかなかったと言うのです。
嘘だと思いました。
だって何度か私に「どうしたのか? 何かあったのか?」と聞いてきているのですから。
そのことを突きつけてみましたが、そんなことがあったかな〜という程度の反応だけでした。
二人から「気づいてあげられなくてごめんね」という謝罪はありました。
でも私としては謝って欲しかったというよりは、そんなに大変な思いを抱えながら毎日頑張って学校へ通っていたことについて、ひとこと「よく一人で頑張ったね」と褒めて欲しかったのだと思います。

そんなことがあってから両親に対して胸には何とも言えないもやもや感が残っているのです。
みーみさんは、ご両親を反面教師にして子育てをされたということで、とても尊敬します。
実は私も、こんな親にはなりたくない、こどもがいじめられていることについて、真っ正面から受け止めてあげられる親になるんだと…
いつも思っていました。
結婚後はなかなかこどもに恵まれず、夫は自然に出来たらいいし、出来なくてもいいしというスタンスでした。
当初は私も夫と同じ気持ちでしたが、だんだんと子育てに自信がなくなりました。
自分のこどもがもしもいじめを受けてしまったら、果たして自分は助けてあげられるのだろうか。
私の両親と同じように、気づかないふりをしてしまうのではないか。
そんなことばかりを考えるようになり、いつしかこどもができなければいいという気持ちになっていきました。
夫も両親もそんな私の本当の気持ちは知りません。
たまたま子宮内膜症になってしまったこともあり、症状をやわらげる為に生理を止める薬を5年くらい服用していました。
そんなこともあって、妊娠しにくい状態にあったにも関わらず、積極的な不妊治療もしませんでした。
救いは、夫もそんなにこどもが欲しいというわけではなかったということです。
こどもをつくらなかった原因に自分達が少しでも関わっていると知ったら、両親はひどくショックを受けるでしょう。
こればかりは私だけの胸の内に留めておきたいと思います。

最後にエンディングノートですが…
いくら若くてもある日突然事故に巻き込まれて亡くなることもあり得ます。
エンディングノートは両親へというよりは夫へ宛てたものという意味合いが大きいです。
よく、奥さんに先立たれると何がどこにあるのかも分からない。
生命保険も分からない。
銀行口座も暗証番号も分からなくて、お金が引き出せない内に口座を凍結されてしまうなど…
そんな話を良く耳にするので、夫が一人になった時に困らないように書いています😅
銀行口座や預貯金、保険、各種暗証番号から、葬儀やお墓、日常生活に至ることまで。
最低限のことだけを書いています。
特に深い意味は無く、あった方が役に立つだろうと思っているだけです。
できれば母親にも父親宛に、エンディングノートを書いておいてもらいたいくらいです💧
なかなか言い出せませんが…

長い文章にお付きあいいただき、ありがとうごさいました💦