村上龍さんの「限りなく透明に近いブルー」を、ようやく読破しました。
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LUNA SEAの初期の頃の曲に、「BLUE TRANSPARENCY 限りなく透明に近いブルー」という曲があります。

「限りなく透明に近いブルー」といえば、村上龍さんの芥川賞受賞作です。
この本に隆一さんがインスピレーションを受けて作った曲だということを知ってから、何となくこの本が気になっていました。

最近、読書をするようになったこともあり本を購入。
当初は160ページくらいしかない薄い文庫本なので、すぐに読み終わると思っていました。
ところが…

ちっとも進まない😅
延々と続く主人公リュウと周りを取り巻く人間模様が繰り広げられるのですが、その内容が…💧
アルコール、ドラッグ、セックスなどに染まった人達の姿が、ひたすら描写されてゆくという…
全然ストーリーに入り込めなくて、集中できず、途中で何度も読むのを中断しました。
これだけ次のページをめくれない本というのも珍しかったです😅
読みきるのに、なんだかんだで3ヶ月くらいかかりました💧
もう読む気にもなれなくて、まったく手が伸びない時期も1ヶ月くらいありました。

それでも早朝から目が覚めてしまい、時間をもて余していたので、なんとか読みきることができました。
最後の10ページくらいになって、ようやくおぼろげながら作者のメッセージが伝わってきた気がしましたが…

なにしろ比喩を使った抽象的な表現が多過ぎるのと、永遠と続く主人公を含めた仲間たちの体たらくな日々の生活の様子…
読解力に乏しい私には、ほとんど理解できず😅
なぜにこの作品が芥川賞を受賞したのかも分からず…💧
最後の解説を読んで、かろうじて少しだけ分かったような気がしましたが。

そして、LUNA SEAの「BLUE  TRANSPARENCY」の歌詞をチェックして曲を聴いてみたら…
あ〜、なるほどな〜と…😅
確かにこの本の影響を受けて作った曲だということが分かり、一応満足というかスッキリしました😊
なにしろ20年近く前から、なんとなく引っ掛かっていたので…😅

それにしても、若かりし頃の隆一さんがこの本を読んで感じたことを、メンバーと共に曲にしてしまうなんて…
作詞作曲をなさる方は、感性が豊かなんですね〜🎵😌