嘘をつき続ける妻。
私はまた次第に理性を失っていく。
私『でもさ~SDカードの中身って初期化されないんじゃない??』
妻『・・・消えたよ?』(嘘)
私『へえ~SDカード抜き取ってみせて?』
妻『・・・』
私『SDカード入ってる??』
妻『入ってると思う』(嘘)
私『SDカード抜いて初期化したんじゃないの??』
妻『そんなことするはずないじゃん・・・』(嘘)
妻がいう『〇〇するはずがない!』『~のわけがない!』
これは昔から嘘をつくときの決まり文句だった。
自分にでも言い聞かせてるのだろうか・・・
私はメガネケースを差し出す。
妻『!??』
中にSDカードが入っていたことを伝えた。
私『じゃあ、これは何?』
妻『・・・』
妻『ごめんなさい』(嘘)
はい、いつものパターン。
私『なんで嘘つくの?』
妻『・・・』
妻『さすがにそれは見られたら不味いと思って』(嘘)
※カモフラージュするため。私を騙すため。
いや、見られたくないのなら昨日そのまま消したらよかったのではないか。
私『なぜ信じさせてくれないの?この状況でなんでまだ隠すの?』
妻が泣きだす。
妻『責められるのはもう嫌』
私『は?』
※これは本心。まだ隠していることがある。詮索されるとまずいことがあるのだろう・・・
妻『もう、自由にさせてほしい』
私『は?』
※これも本心・・・か??
妻にはまだまだ、たくさんの秘密があった。
私はこの日、すべて知る事になる。
SDカードの発見??まだまだ序の口だった。
至上最悪の日は始まったばかりだ・・・
~つづく~