大切なみなさまへ | サレログ❤︎#永田紗戀#花咲く書道#花書

大切なみなさまへ

<4月のレッスンと「花書花色」について>

いつも応援ありがとうございます!
永田紗戀です。

おはようございます。

本日は残念なお知らせでございますが

●4月のレッスンの休止

●第五回生徒展覧会「花書花色」の延期


をご報告させていただきます。




3月、前代未聞の状況に
全てのレッスンを休止致しました。

あの日から一ヶ月
元気な姿で皆さんの心に
ひとときの癒しを・・・と準備を重ね
今現状でできる最善の策をと
様々な除菌対策を施しておりました。

わかりやすいところでいえば
空気清浄機を購入し
除菌用品はあらゆるところから購入し
万全な体制で用意を重ねており
あとは皆さんと換気良いなかで温かな時間を過ごそうと・・

しかしながら見えぬウィルスの脅威は収まることがなく
アトリエでレッスンの準備をしている真っ只中も
朝からニュースは次々と耳に入ります。

「本当に開催していいの・・・?」

私は間違っているのではないか?
みんなと、会いたいだけの気持ちが先走っていないか?
隠しきれない動揺の中
冷静なスタッフたちと改めて
話し合いをもちました。

私たちができる最善のことは何・・・?

あたりまえだった
毎月、みなさんと会うことも
そのために、毎日レッスンの内容を考えることも・・・

楽しい話題があれば
レッスンで話そうとメモして

辛いことがあれば
そうだこれも作品にしてみんなと共有できる、と

涙を拭くチカラをいただいていた
その場所がずっとないような、この空虚感

それが私のスクールを開いてからの
毎日で、あたりまえで、幸せでした。

その一日を早く戻したいと
毎日思ってただけかもしれない。と深く反省しました。



「今、私ができる最善は何?」

心の中で問いました。

外出はなるべく自粛したほうがいい
誰しもがわかってること

きっと、レッスンをやるといえば
無理に来てくださる方もいるよね・・・
だったら、やらないほうがいいよね

スタッフたちも、複雑な思いで
その話に意見をくれました


「でも、みんな花書描きたいと思うんです」


そういう本音も聞けて・・・
それならこうしたらいいんじゃないかなぁ・・って
ぽん、と・・浮かんだこともありながら・・・

4月の本部レッスンも全て
自粛させていただくことにしました。


また合わせて15日から開催予定でした
第五回生徒展覧会「花書花色」についても・・
同理由にて、延期させていただきますことを

ここに合わせて、お伝えいたします。
またこの状況が良くなっていれば
7月に延期開催という形で行う予定でおります。

お預かりしている
皆様の大切な子供達(作品)は
本部でしっかりと守り
必ずや、DressUPした姿を
美しく飾り、魅せますので
どうかこの決断をご理解いただければと思っております。


安心して、みなさんが集まれる
その日が心から待ち遠しいです。



ここからは余談かもしれませんが・・・

私は今まで
いろいろなことが起きても
絶対に最後まで、諦めないでいる心を
強く持つように自分をコントロールして来ました。

可能性があるならば
その1mmにかけてみたいと思ってきました。

私は小さな団地で祖母に育てられ
戦争時代を生きた祖母の憧れは
お習字で、私の持ち帰る文字を嬉しそうに眺めていました。
私はそんなことが嬉しくて、書道を生業にすることを目指しました

だからといって、とても上手だったわけじゃない
でも下手だったわけでもないと思うんです。
努力しながら、腕を磨いたのは
その1mmにかけて、自分を信じてきたからです。

そんな私は、白い紙に
その道のり全てをぶつけて来た
それが花咲く書道となりました

今それが
心のままに、わかりやすく表現する手法

だから、字が得意じゃない人でも
コンプレックスがある人でも
想いを表現する、花咲く書道ならと・・・

「伝える」という上で
何か今までになかった世界を
この社会で描けていけたらと・・・

苦手だったからこそ、展覧会で飾られることはよっぽど嬉しい
だからこそ私は賞はつけずに
一人一人に感想を贈ります。

今年は初出展の方も多く
本当に嬉しくて、素晴らしくて
泣きながら講評をし、展示を心から楽しみにしていました。

そんな、そんな
もう今は自分の個展より大事な、イベントなのです。

2019年に銀座で個展を開いて実感したこと
もう、私は自分のことだけじゃ満足しないのかも・・・と。


一人一人が照れたような顔で
自分の作品を見ている瞬間を
もうずっと見守ってきました

それは、魔法がかかったかのように愛らしくて
横目で見つめる幸せな春が
私の生きる柱になっていること

例えるなら「ありがとう」が溢れる春。

この人たちのおかげで
私は銀座で個展が開けました。

そう、あの秋も台風が起きました。
そんな中駆けつけてくれた人たちへの感謝。
そして、来たくても来れなかった人のためにまた
開こうと思え、2020年の秋を予約したのです。
その勢いも1mmにかけたようなもの
あきらめないこと、それが私の全てです。

そんな私なので
事態は日に日に変化していましたが

1mmでも、可能性があるならば・・・
みなさんと花書を楽しめる時間を過ごしたい・・・と
変更のお知らせが続いてしまったかに思います。

諸々私の至らぬ未熟さゆえの発信を
どうぞご理解いただければ幸いです。

5月に通常レッスンができるように
心から祈ります。


長くなりましたが・・・
最後に、この前代未聞の状況の中
懸命に命を支える
医療関係の皆様とそのご家族に
心から感謝をお伝えいたします。


一般社団法人花咲く書道協会
理事長 永 田 紗 戀