続き


 


「あなたは最初から全部嘘ばっかり。

不倫が始まった日も2人で出かけた事も、

私の前でもう会わないって

連絡するって言った事も。

何一つ真実を言ってない。


だから何が本当で何が嘘か分からない。

あなたと女さんの主張がまるで違う。

今までは女さんが

嘘言ってるのかと思ったけど、

ここまで嘘つかれたら

どっちが本当か分からなくなる。


前も言ったよね?

反省してるならせめて本当の事言ってって。

嘘ばっかりで自己保身で

全然本当の事教えてくれてないよね。

本当の事を教えるのが

せめてもの誠意じゃないの?」

 

 

「誠意がないって思われるかもしれないけど

本当に覚えてない。」

 

 

「じゃあ誘われたっていうのも

本当か分からないよね。

自分から誘ったかもしれないし、

2人とも欲求不満だしバレてないから、

一緒に寝てたらムラムラし

どちらからともなく始めたかもしれない。


そもそも不倫が始まったのだって

女さんからかどうかも分からない。

子供欲しいって言ったのかもしれないし、

結婚しようって言ってたのかもしれない。

全部分からない。」

 

 

・・・。

 

 

「無言って事は肯定って事でいいんだね?」

 

 

「だって何言っても信じてくれないから。」

 

 

 

「だったらもう無理だよ。

こんな嘘ばっかりの人とやっていけない。

下の子の義務教育終了まで

待ってられない。

でも息子たちが高校生で

これから受験があるから

それが終わってからにしたい。」

 

 

「・・・分かった。

でもその時になって

考えてから決めて欲しい。」

 

 

とりあえず息子達が高校卒業してから

考えることになった。