財産開示手続のことを もう少しだけ。



 当日ゆずるは、ピンクのワイシャに、さすがにジャケットは着ていなかったが明るいグレーのスーツらしきスラックスで登場


 髪型はパイナポーのまま

 ピアスはセンスのない、タイヤみたいなやつつけてたwww

 私も私でよく見てたなって思う。


 

 相変わらずのおセンスの無さ



 ずーっと私と合わなかったおセンス



 服装も、聴く音楽も、観る映画も


 私と合わなかった


 今思えば、好きな食べ物も、嫌いな食べ物も私と違ったっけな。



 それはさておき、法廷ではゆずると弁ちゃんの口論となりそうな言い合いが始まったわけですが、


 最初から態度の悪かったゆずる。


 裁判官が来る前は椅子の背もたれにしっかり寄りかかって、足を大きく開きスマホをいじる。


 

 裁判官からの質問に対しては、緊張してることを隠すためか大きな声で答えていたが、弁ちゃんの質問が始まると態度は一変。



 必殺、«上から物言い»を発動



 これに弁ちゃんは応戦した形になります。


 弁ちゃん「財産目録はあなたが書いたんですか?」


 ゆずる  「はい」


 弁ちゃん 「これ、本当にあなたの字?」


 ゆずる  「自分、字が汚いので代わりに書いてもらいました。」


 弁ちゃん 「倫子さんに書いてもらったんですか?」


 ゆずる  「親です」


 弁ちゃん 「倫子さんとはどういうご関係ですか?」


 ゆずる  「先生と生徒です。」


 弁ちゃん 「倫子さんと一緒に住んでますよね?」


 ゆずる  「それ今関係あるんすか?」


 弁ちゃん 「何人もの人が目撃してますけど?」


 ゆずる  「関係あるんすか?答える必要あります?」


 裁判官  「口論にならないでください。財産を明らかにする質問のみお願いします。」


 弁ちゃん 「あなたは、仕事をしてないということだけど、普通、大人が仕事しないで収入もないと困りますよね?」


 ゆずる  「困りますね」


 弁ちゃん 「困るはずなのに働かないのですか?」


 ゆずる  「あぁー、腰痛がひどいんでね、今は無理っすねー。教室に通って、やり方マスターしたら働きたいとはおもってるんっすけど。」


 弁ちゃん 「では、将来的にはこの仕事で働こうとおもってるってことでいいですか?」


 ゆずる 「そうですね」


 弁ちゃん 「倫子さんには個人的におしえてもらってるのですか?」


 ゆずる  「ん?それはどういう意味ですか?」


 弁ちゃん 「その倫子さんって方は一般に公開して技術を教えてるんですか?」


 ゆずる  「いや、その倫子さんの情報って今いるんですか?」


 裁判官  「いや、今の質問は倫子さんに個人的に教えてもらってるのか、それとも倫子さんが教室を開いていてやっているのかって質問ですよ」


 ゆずる  「あ、教室を開いています。生徒さんは結構います。何人かしか会ったことないですけど。」


 裁判官  「ということだそうです。」


 弁ちゃん 「はい。あなたはお店でお金の管理をしたことはありませんでしたか?」


 ゆずる  「あ、お会計のときに手伝ってと言われてカウンター内に入ったりしたことはあります。」


 弁ちゃん 「生徒さんがそこまでするんですか?」


 ゆずる  「コミュニケーションの練習です。これも勉強の一つです。」


 弁ちゃん 「写真を見せてもいいですか?」


 裁判官  「どれを見せるのか教えてもらっていいですか?」


 弁ちゃん 「これとこれです。」


 裁判官  「はい。」


 弁ちゃん 「この写真は何をしてるのですか?」


 ゆずる  「これは〇〇(専門用語)です。」


 弁ちゃん 「なるほど。」


 〜弁ちゃんは何枚もある写真をゆずるの前でめくる


 ゆずる 「これ、何枚も見せる必要あるんすか?ムカムカ


 裁判官 「口論となることは控えてください」


 弁ちゃん 「これは私が見てるだけだから。」


 ゆずる  「意味あんのそれ?」


 裁判官  「口論はやめてください」


 弁ちゃん 「喧嘩腰になられると面白くないから。やめて。」


 裁判官  「互いにやめましょう。」


 弁ちゃん 「そういう言い方やめて。こっちもやめるから」


 ゆずる  「…」


 裁判官  「お互いにやめましょう」


 弁ちゃん 「はい」


  他にも質問をしたけど、前記事にも書いた通り財産に結びつくような返答はありませんでした。



 ただ、得たものも少なからずあったので今回はこれで良しとします。


 しかし、この振り切ったクズはこうも弁護士先生に噛みつくというか、態度とるのが不思議でした。


 まぁ、私が相手だとしたらわからなくもないが。


 弁護士が相手だから強気に出てるのか?


 脳内は読めないままです。


 帰りに弁ちゃんとほぼ保護者として法廷目前で待っていてくれたのスリーバッツとエレベーターで降り、真吾と合流するためエレベーターホールで連絡しようと立ち止まっていると、次のエレベーターから倫子が降りてきた真顔


 

 スリーバッツや弁ちゃんは倫子を実際に見るのは初めてだった。

 

 スリーバッツ 「ウッッッッザー」


 倫子に聞こえるようにすれ違いざまに言った💦

 絶対に聞こえてるのよw




 さっきのゆずるの発言によると、倫子とゆずるはあくまで先生と生徒。そう、発言してるくせに裁判所に一緒に来てるわけよ。



 これだけナメてるってことですね。私には何も暴けないと思ってるってことかな?


 そう思ってるんだろうなおねだり