真吾と倫子の面会交流調停。

 真吾は、提出しなければならなかった書類を忘れたため

 調停員に謝りつつ、倫子の提出書類に対して釘を差した。

 「虚偽の内容を出しても大丈夫ってことですかね?」

 調停員は苦笑いだったが、真吾は根本的なところを突いていく。



 「そもそも、子どもと会うための調停に対して、相手がパニック障害だからっていう理由は通るのか?」

 「自分は離婚したが、その離婚理由となった不倫の相手が一緒に住んでいて、果たして子供は本心を言えるのか?また、本心を聞き出せるのか?」


 相手がパニック障害の理由として、婚姻中の出来事がフラッシュバックしてしまうなどの理由をあげてるが、その点は虚偽の内容が入っているため、裁判所がどのような判断をするのか?
 まだ既婚者である友達の親と一緒に住んでることをどう思うのか?

 疑問だらけである。


 また、真吾が提出を遅れた書類にはその点などもたっぷり反論している。

 反論は必要ないが、会わせたくない理由がマインドコントロールだったり、真吾の悪口、ゆずるの意向だと思ってる我々は、そこを明らかにしたいし、そんなことで権利を奪われたくない。

 ただ、娘は中学校にあがり、別の小学校からあがってが事情を知らない子たちに対してもゆずるをパパと紹介してしまってる時点で、真吾と娘が会える可能性はさがったように感じる。

 健全な養育・娘と会う権利を訴えるだけの環境は揃ってると私は思う。

 そりゃ、心配だわ。自分の娘が借金まみれのパイナップル野郎と一緒にいるんだから。


 その辺り、どう思うのか、ゆずる。
 

 あっ、ゆずるは宇宙人だからわからないんだった。

  次回の調停前には、調査官と真吾と倫子が1人ずつそれぞれ面談。

  その後、調査官と娘の面談。
  

 つぎの期日はこれまた長い、3ヶ月後…

 会える可能性が…

 予想だと下がってるようにも感じるが、はたしてどうなるのか…  
 


 倫子、どんな理由で調停をひきのばしてるんだ?


 先延ばしにするよねー。すごいねー。


 
 ちなみに私はゆずると子供は会わせられない。  
 絶対に。