【虫の声】




「生理的に嫌」という表現があります。
これは、前に書いた『五行(木火土金水)で見る内臓と感情の関係』で表したように、内臓と感情が関係しているとすれば、「感情的に嫌」といっていることと同じなのです。
つまり、感情が嫌だと言っていることは、内臓が感情を通して訴えているということなのです。
感情を蔑ろ(ないがしろ)にすることは、内臓疾患のリスクを高めるということです。 

現代人の心や体の問題において、それまで使われなかった技術や考え方が高まった時に、内臓に対する本来の在り方を歪ませてしまったのだと思います。

古代人は内臓がとても強い人種だったのではないかと思います。
それと関係性があるのかはわかりませんが、古代人は虫の声を聴くことができたらしいのです。

虫というのは「現象界で生きる小さきもの達」のメタファーであると考えています。この小さきものたちの声を聴くことができる精神性は清らかな内臓からきているのではないかと思います。
内臓が清らかであることは、そこに住む清らかな心を持った小さきものたちの命を守ることだと思うのです。

しかし、内臓が清らかであるために霊性の高いものは、同時に天の声も聴こえてきてしまう……
それはこんな声です。
「虫さんとは一線を引きなさい。
どんなに仲良しになったとしてもあなたが助けることはできないんだよ。
虫さんの宿命にあなたが人として抗うことは許されないんだよ。
でもね、だからといって敵同士になることはないのだよ。
虫さんには虫さんのお役目があるのだよ。一定数の虫さんのお役目がある地点に達したとき、神様のおはからいで大浄化が起こります。その時に全ての地上の汚れが洗い流されていったんリセットされます。その時はたくさんの虫さんの魂が天に召されますが、それを受け入れた悲しみを、冷静(霊性)さに変えて行動しなければなりません。地上に残されたものたちは、虫さんの喜ぶような地上にするために作り直していくという使命があるのです。そのために生かされたのです。」

虫さんの美しい声が聴こえているうちに、私達はもっと冷静(霊性)さを取り戻して、神さまが次のご決断をされる前に、どうにかして私達にとってベストな生き方を見つけ出さなくてはならないと思います。
それには、先代の御先祖様から授かった叡智を伝えていくことも大切だと思っています。
私達がカタカムナを歌い続けると決めたのは、御先祖様からの見えないメッセージを受け取ったからだと思っています。





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