現在、10年に一度の大開帳が行われている川崎大師で、赤札という護符が頒布中で、先日初めて戴いてきました。
それ以来何回も通っております
これは、10年毎にご本尊のお大師様のご開帳があり、その期間中に授与される赤札です。
日輪も祝福していた日もありました☀️
無料で配布されています。凄いです。
6回のお護摩があり、基本お護摩の後に配布されるのですが、どの回で配布されるのかは、貫首様が感得された時のみという、何とも参拝者泣かせな慣わし。
その為、最長3時間40分並んだ回もありました。
これも修行とのこと。
自分の分だけのつもりが、あの人にもこの人にもあげたい、と長蛇の列に並んでしまいます
何回か6時のお護摩に間に合う様に行きました(最近は氣力がなく出来ません)
6時10分過ぎから、ご信徒の皆様の「南無阿弥陀仏」という掛け声とカンカンと段々早くなる鐘のもと、お大師様の御戸帳がゆっくり上がっていき、途中からバサっと全開します。
その瞬間が好きで、何度見ても、感動します。
本堂内は撮影禁止の為、外のみの動画。
早朝だと、本殿前の供養塔には参拝列(日中はここにも長蛇の列が出来ます)がなく、ゆっくりお参り出来ます。
やはり早朝は氣持ちがいいです。
本殿のお大師様の右手とこの供養塔は紐で結ばれています。
本堂の右側に、不動明王。
左側に愛染明王。
手前に川崎大師創建に携わった平間兼乗様の像が安置されています。
少し離れたところに、救世観音像。
ゆっくり拝めませんが、間近で手を合わせることが出来ます。
赤札は10年に1度の配布、頂いた赤札はお返しする必要がなく、ずっと持っていていいそうです。
そして、危篤な状況になった時はこの赤札の1文字をちぎって、食べる方法もあるそうです。
食べられるお守りって聞いたことありますが、赤札もそうなんですね。
日曜日や5/21のご縁日には、中書院というところで、呈茶会が振る舞われます。
川崎大師・藤田隆乗貫首様の直筆
「南無大師遍照金剛」の掛軸
お庭に「月の井」という井戸があり、厳かでした。
八角五重塔(中興塔)内も、毎日15時半まで解放され、空海に至る迄の、真言八祖の歴史を知ることが出来ます。
15日には、お大師様の師匠である恵果阿闍梨のご法要がありました。
1月に大徳寺昭輝さんから聞いた中国の恵果阿闍梨と空海のお話。
恵果阿闍梨から3つの宝をもらった空海は、その宝を奪おうとする中国の弟子から逃れるため、宝を投げたところが、3箇所あったと言われています。
ひとつは、能登半島の珠州市。
もうひとつは、佐渡島。
そして、高野山。
故に空海は、高野山に真言密教のお寺を造ったと。
珠州市の見附島は、今年の元旦に起きた能登半島地震で、崩壊してしまった島。
何かとても意味深い場所であるように感じると共に、その恵果阿闍梨のご法要に参加させていただいたことに、感慨無量でした。
寺宝展にも行ってきました。
このコミカルな絵画に釘付けでした。
五筆勅号と言われるこの場面、お大師様が唐の宮中で、両手両足、口に筆を加え、同時に字を書いたところを描いています。
それにしても、お大師様って有り得ない超人だと思います。
お大師様が行った91つの偉業を描いた行状図には、沢山のミラクルが描かれていました。
川崎大師は、皇室からのご尊信も深く、勅願寺でもあることから、天皇皇后両陛下や旧皇族による沢山の供物が本殿の回廊に掲げられていました。
10年に一度のご開帳行事とは言え、赤札配布は無料って凄いと思います。
本堂に入る時、靴を脱ぐんですが、その靴を入れるビニール袋を毎回配布してくださるんですが、その経費だって大変なものです。
何回も並ぶ人は毎回袋を回収せず、再利用♻️したら、だいぶゴミが減るのでは、と思いました。
何度も列に並んで大分要領というか、コツが掴めてきました。
赤札配布は、5/31迄なので、これから参拝される方は参考にされてください
配布の確約はないですが、早朝6時と最終のお護摩16時には、赤札が配布されるように思います。
早朝時は、早ければ40分ぐらい並べば戴けるので、出社前にいいかもしれません
次に配布が多いのは、11時と13時のお護摩後。
本堂の近くにある白いテントor黒いフェンスで待機している列は、本堂内に誘導され、お護摩の様子を見ることが出来ます。
最終16時のお護摩時に、本堂内に入れた時はお坊さんの説法が聞けるように思います。
説法より赤札❗️という人は16時過ぎに最後尾に並ぶと、大して待たずに戴けるかもしれません。
ただ16時半では、遅過ぎます。
最初に赤札を戴いた方が、信徒会館から出てきた時点で列に並ぶのを締め切ってしまうからです。
一度、16:26に到着したら、もう締め切られていたことがあります
持参すると良いもの。
折りたたみ椅子
お水
軽食やお菓子
携帯チャージャー
日焼け止め、帽子、サングラス、ハンディ扇風機
これだけあれば、数時間は耐えられます
4人の列に並ぶよう誘導されますが、皆さん、声を掛け合って、休憩やトイレに行ったりして、戻って来れます。
(たまに列が進んでいて慌てますが)
数時間待っていただける赤札は、感激もひとしおです
そして守られている安心感は、心強いです
沢山の人がお大師様、阿弥陀仏様のご加護が戴けますように