久米島に「福島の子どもたちの保養施設」 ところが・・・瓦礫をと | sara blog

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被災者支援の会
SARAは沖縄で受け入れの会を立ち上げている有志の集まりです。受け皿に徹するので、皿=SARAです。

Days Japan 編集長の広川隆一さんが、久米島に「福島の子どもたちの疎開場所」をつくることを発表。SARA 発起人板垣も記者会見駆けつけました。CAPA. ソトコトなどで記事発表します。
同時に、広川氏とは仕事を通じて長年のお付き合い。賛同人ともなりました。

ところが、昨日、同じ久米島に今度は瓦礫受け入れ、とショックですぐに言葉も見つかりません。なんという矛盾?・・・・と書いてきましたが、4月上旬、沖縄は「がれき受け入れをする市町ナシ」という結果になりました。
ただし、一般の産廃業者の動きが気になるため、今でも瓦礫に関する運動をつづけてくれる人もいます。

久米島はじめせっかく見つけた「素晴らしい場所」がそうではなくなるなんて、たえきれません。
瓦礫は運ぶことそのものもが危険であるだけではなくて、燃やすことは放射能その他の有害物質の撒き散らしになります。特に沖縄は日本の中の重要な「少しでも安全な食」の供給地。

久米島は、タラソテラピーや、海洋深層水の供給地でもありますし、島の人々の環境そのものを守ることも重要です。さとうきび畑がいっぱいに拡がり、青い海と、青い空の、美しい島です。
久米島に瓦礫が来たら、それは久米島だけのことにはとどまりません。

さらに子どもたちが安心して保養できるはずの場所は良好な環境が必要です。なんとかくいとめたいものです。

上に書いたとおりです。ただ、「表」はくいとめられましたが、今度は「裏」が心配です。ぜひぜひ、やめてほしいと切望します。瓦礫ノーが実現したら、沖縄はさらにいい場所となるでしょう。

瓦礫は運ぶことだけでも危険(田中優)