棚園正一さんからプルーフが届きました。8月8日刊行の

「学校に行きたくない君へ」(ポプラ社)





画像の帯部分に記されている方々のいじめや不登校体験を、ご自身も不登校当事者のご経験のある棚園正一さんが漫画にして描かれた一冊です。

プルーフ版を送ってもいいですか?ととても丁寧なお問合せをいただき、恐縮いたしました。こういう方なんですよね、棚園さん。

そんな棚園さんの眼差しを通して描かれる登場人物それぞれのご体験は、やはり娘が不登校当事者であった私の記憶を呼び起こし、そのリアルさに胸が締めつけられました。

娘のことは時々Facebookに投稿したり、ブログに書いたりしているので、ご存知の方もいらっしゃると思います。特に最近は不登校だった日々の回想もあまり負に傾いだような内容ではなく(それはナチュラルにそうなっていたのですが)、でもこのプルーフ版を拝読して、自分の中のまだまだ癒えていない問題に向き合うことができました。

この本に登場する方々も同じだと思います。芸能界をはじめ、さまざまな分野で活躍著しいみなさんですが、不登校当事者であった経験は胸の奥底に大事にしまっていらっしゃるのだと思いました。

大事に…?
って不思議に思われた方、いらっしゃいますよね、きっと。不登校経験なんて忘れてしまいたい、そう思っていらっしゃる方も多いと思います。私もそうでした。

でもね、この「学校へ行きたくない君へ」をお読みいただけば、お子さんが今経験していらっしゃる日々のかけがえのなさを実感していただけるはずです。

本書にご登場されているみなさん、そして作者棚園正一さんがおっしゃっています。

人生に「正解」なんてない。

そうですね。そしてこの本を何度も読み返した私は、

人生には「正解」しかない。

そんな風に感じて、勇気をもらいました。

棚園さん、ありがとうございました。

8/8、刊行されたら詳細なレビューを書かせていただきます。

それから、お子さんたちにぜひ読んでいただきたいから総ルビにする、とのお心遣い、こんなところも棚園さんらしいですね。

私が言うことではないけれど、棚園さん、絵が上手い。実在の方々の内面が伝わる人物造形です。

明日締切の短歌原稿が重なっていて、逃避行動著しいさらさな。
パイを焼きました。
フィリングは柿!
熟柿をペーストにして冷凍していたものにクリームチーズを混ぜました。

短歌脳筋、よみがえれー!