雨の中、薔薇が咲き始めました。

さらさなです。







昨日届いた通知です。





国民年金保険料口座振替額通知書。


あー、また来たよ。

新年度だものねえ、やれやれ


…て思いつつ開封したところ、





振替は6月までになっています。


あ、そうか、私、7月で満60歳になるのでした。


そもそも、専業主婦の私が自分で年金保険料をかけるって不思議に思われた方もいらっしゃると思います。それはこういう事情です。


教員をしていた私は11年勤めた後、結婚で退職。夫の仕事の関係で私が仕事をすることは難しいと判断して専業主婦になりました。保険料の観点からいえば、第2号被保険者から第3号被保険者になったということ。システムからいうと、自分で保険料を支払う第2号から、夫の給与から夫分に含まれるというテイで天引きされる第3号になったわけです(実質無料)。


個人的にはこのシステム、(専業主婦の身としてはありがたいと思いつつ)女性が働くことが当然のこの時代に逆行する方法だなあと思ってはいたのです。思想的には、妻は夫の付属物的な考え方を促進させますしね。


…とまあ、こんな偉そうなことを考えていた私の後頭部を殴打するような出来事が起こったのは、3年前。突然、保険料納付通知書が私の元に届いたのです。


それは夫の65歳の誕生日が理由でした。第3号被保険者の場合、夫が国民年金満額受給資格者になった時点で、自分で保険料を支払わなければならないのだそうです。ただし、これは夫65歳時点で、満60歳になっていない妻の場合に限られ、それ以外の場合には年金保険料を納付する必要はないのでした。


夫と私の年齢差は8.5歳。夫65歳時点では私は56.5歳。つまり、3年半、私は保険料を支払わねばならないというわけです。月々結構な額です。専業主婦だけが自分で保険料を支払わなくていいなんて不公平…とか言っていたわりに、いざ自分が…となるとなんだか理不尽に感じてしまうというこの身勝手さ。笑笑。だって、私と夫の年齢差が5歳以内なら支払わなくていいんですよね。なんだかなあ…。


と、色々考えてながらもいたし方なし、と支払い続けていた保険料も、どうやらあと3回で終わりそう。ということは、とうとう私も満60歳。保険料を支払わなくていいということは、いただく権利のある側になったということなんですよね。


それを考えるとぐっと老け込む感じがするので、とりあえず浮いたお金で何しようかなぁって、楽しいことを考えようと思います。笑笑。