今月から進んだ新たな道。
「介護職」
無資格未経験ながら、飛び込んだ世界。
前職にいる時、その環境、そして人に対して言えない気持ちを隠すことで毎日のようにイライラしていて、自分の心の中も荒れていった。
心で接することができる仕事がしたい、愛あるところに行きたいとずっと思っていた。
そして採用。
未経験なので不安は大きかった。
でも、研修先のところでは、介護度が比較的低く、穏やかに会話をしながら利用者さんと接することができた。
「ありがとう」
互いにその言葉が自然と生まれ、その言葉はほんとに嬉しくて励みになった。
お風呂介助も。
「お姉さん、上手だねぇ。気持ちいいよ」と。なかなか褒めないかたらしい(笑) それも光栄なこと。
そして数日前。研修を終えて移動した。
…聞いてはいたけど。
いくつかある中でも一番大変な場所だと。通じないところだと。
(ホンネは未経験者をなぜにそこへ?)
会話が成り立たない。一方的に何かを話してるのを聞くしかない。内容は全く分からない…それでも顔を見て話を聞いた。
もちろん「ありがとう」の言葉は生まれない。私から言うことはあっても。
穏やかな気持ちで向き合うことも、接することもできていたのに。声かけも優しく。それが自然とできていた。心の中も毎日穏やかだった。研修期間中は。
私は心で接して、自然と笑顔で感謝が伝えられるところで仕事をしたかったはず。研修先ではそれができて、頑張れる❣️と思っていたけれど。
抵抗あった、排泄物さえ、クリアできていた。自分でもびっくりするほど。
「ごめんねぇ、汚しちゃった」
「ごめんねぇ、トイレに行きたい」
「自分で分からなくなっちゃった」
そんなにごめんって言わなくていいよ。
不安や、申し訳ないと思う利用者さんの気持ちが伝わってた。
でも。配属先に行くと、そんなものは一気に消えた。
漂うおしっこ臭。会話もない。表情も分からない。徘徊が酷くて落ち着かない方も。
聞こえてくる言葉は
「座って!」「やめて!」「どこ行くの」「行かれないよ」「起きて」「飲んで」「食べて」「なんなの」「ほんとにいやだこの人…」とか。
命令口調でスタッフも会話になってない。
ここにいると、こうなってくそうだ。
そして、言葉がきつくなっても誰も何も言わないよと。
私はこんな言葉を人に向けるために転職したんじゃない。きれいごとだと思うけど、認知症がすすんでいても、言葉は聞こえてる。それなのに、この人嫌だだなんて、本人の前で言うなんて。
以前、臭いに敏感な鼻であることをblogに載せたことありましたが。
通所のネグレクト状態の方のその臭いがとんでもなくて。でも、それ以上の方もいるそう。
一緒に働く人達はみんな良さそうだけども、自分の心をどこまで保てるのか。
徘徊してる方にも、じっくり話を聞いたりして向き合いました。でも、一人の人に丁寧に接してしまうと、他の人の負担になるそうです。
この先、これが私の仕事になる…
ここが私の働く場所になる。
私も染まるしかないのか、染まっていくのか…
この3日で新たに進む!と張り切っていた気持ちはなくなりました。
これも自ら引き寄せてしまったのかな。
気持ちが急転直下してる今です。