みなさん、こんばんは★

前回、前々回と親バカ自慢にお付き合いくださって

ありがとうございましたえがお


今日はご報告がありまして、本編に戻ってお伝えします。

長文です。お時間がある時に読んでいただけると嬉しいです。


ウナは4年前に保護した時の血液検査で

白血病キャリアの結果が出てしまいました。

私の部屋で1年間過ごし、家族探しをしていましたが、

うちとご縁があったようで家族になりました。




お気に入りの画像です。


インターフェロンを使うも陰転することはなく、

そのままキャリアちゃんに。

時々、くしゃみで通院はあったものの元気に過ごしてました。

昨年3月頃、ちょっと元気がないと気付き、

血液検査をしたところ、白血球が基準値より少なくなっていました。

それでも、良く食べ、良く寝て元気も戻ってましたので

3カ月に一度検査を続けてました。

その間、白血球は増えたり、減ったり。


今年4月に入り、瞳孔が左右不対称になってることに

気が付きました。緑内障です。

原因が、感染症からなのか、脳からなのか。


ここから、ウナにとってはイヤな通院が

週一になってしまいました。

以前は、キャリーに入れるだけで大騒ぎだったので、

この時は、新しく大きなものを使ってました。

抱っこで入るので、入れるのはスムーズに。

ただし、泣きっぱなしでしたけど・・・ガックリ


5月下旬。食欲が落ち始めました。

あんなに食いしん坊だった子が、残すようになったのです。

これはおかしい・・・


病院で検査をしたのですが、逆に初めて白血球が

正常値になってました。不思議なものですね。

補液と注射をしていただき、食欲増進のお薬をいただきました。数日様子を見てましたが、体調に波があるようでした。

6月に入り、今度は呼吸困難に。

かかりつけの病院に行った翌日の4日のことです。

そこが休みだったので、半日預けて他院で精密検査をしました。


拡張型心筋症。水も溜っていたようでした。

何が何だか、あまりにいろいろあってショックが大きかったです。


そして食欲は戻らず、食べても一日数粒のみ。

そして輸血か、造血剤かというくらいの貧血。

トイレに行くのがやっとでした。それも失敗してましたけどね。

トイレから戻る力もありませんでした。


輸血は金銭的にも適合の面でも大変だと知っていましたので、

造血剤を使用しました。2日に1回です。まずは12日木曜日

祈るような気持ちでした。


そして14日土曜日。2日目の接種です。

この頃にはもう片方の目もおかしくなってたので、

多分、脳からきてるものでしょうと。ショックでしたてん


15日日曜日。職場に母から電話がありました。

呼吸が速くて、トイレで吐いて、下痢もしてると。

休憩に入るところだったので、話をして家に戻りました。

とても放置できる状態ではなく、そのまま病院へ行きました。

昼に無理に食べさせたものが誤嚥してしまったようです。

それにいろんな症状がでてしまって、「ショック状態です」。

「今日逝くこともあるかも知れません」と。


自分のしたことがウナを苦しめる原因の一つになってしまった

ことに後悔ばかりで、号泣しながら運転して帰りました。

店に寄って、理解ある店長のおかげで超忙しくて、

人手が足りなくて大変なのに、そのまま早退させてもらい、

付きっきりでいました。




元気な時のウナ


明け方まで頑張ってくれて、翌日また病院へ。

16日月曜日。3度目の接種の予定でしたが、

寝たきりでベットごとの移動となってしまったウナは、

黄疸症状も出始めて、それどころではありませんでした。

「ウナちゃんは良く頑張ってますが、今日逝くかも知れません」

「できることはしました」と。

状態を見て、これ以上辛い思い(もう、それも感じてないようです)

をさせるのは可哀そうだったので、家に帰ってからは、

お気に入りのベンチシートもどきに寝かせ、

「もう頑張らなくていいよ。充分頑張ったよ。」「いい子だね」と

頭や体を撫でながら、繰り返し繰り返し。

泣きながら思い出話をしたりしてねてん


そのうち、夕方からはもがくようになりました。

動きたいのか何なのか。無意識なのかさえ、わかりませんでした。

それが暴れに変わったり、起きあがろうとしたり。

姪が見ていてくれてる間、少し寝かせてもらおうと

ウトウトするのですが気になってしまい、

そうこうしてるうちに動いてベンチシートから落ちてしまってました。

寝てる場合じゃなく、高いとこは危険なので、

私の布団の上に移動させました。


そこにいたみんなが思いました。「これがウナと触れ合う最後」、

「今日が最期」だと。姪も泣いてました。

妹も夜に会いに来てくれました。


「良かったね、ウナ。みんな会いに来てくれたよ」

「もう頑張らなくていいよ」「会いに来てくれてありがとうって」

「バイバイだよぉ」「またね…って」

涙のお別れです。私は冷静でいられました。

そういう時って涙もでないんですね。

覚悟ができてたのでしょうか。

その日も、ウナは頑張ってくれました。



空に行く10時間前


17日火曜日。連休だったので朝イチで病院へ行きました。

暴れてしまうので、この日はキャリーに入れて。

私の中では『てんかん』 だと、発作がおきてしまったと

思ってました。5年前に愛兎の 『める』 で経験してましたから。

あの時も苦しんで苦しんで、お月様に帰りました。

同じ状態でした。

3番目の順番を変更して、1番に診ていただき、

注射もしました。ですが、血圧も下がり始め、

浮腫も起きていたようで、血管に針を刺せませんでした。

「危篤です」 前日から続いてました。


頑張らなくていいよ~っていっても、頑張っちゃうんです。

ウナはイイ子だから。ガンバリ屋さんだから。


でも、注射が効かないうちに、その時がきてしまいました。

家に帰って、布団の上に置いたベットに寝かせて間もなく、

発作が起きてしまい、薬を使うのは1回だけだし、

「困ったな…」と思ってるうちに、体が逆エビ反りになり、

これ以上反れないよってほどに突っ張って、

そのまま呼吸が止まりました。そして、それでもまだ

呼吸をしたいかのように2、3度「カッ」 「カッ」 「カッ」と

音を出し、私の元から行ってしまいましたてん

2014年6月17日 午前10:39分。


こんなに泣いたのは何年ぶりでしょう。

2年前に亡くなった父とはまた違う感情が。


でも泣いてばかりもいられません。

ウナは頑張ったのですから。

みんなからキレイな猫さんだね、可愛いねと言われたのに、

下痢で汚れてしまってたので、丁寧に拭き、

そしてブラッシングもしてあげました。

体のあちこちからフワフワの毛とおヒゲもわけてもらいました。

でもね…苦しんだ顔のままだったんです。

見るのが辛くて、顔を覆ったまま寝かせてました。


その日の夕方

知り合いが、キレイなお花を届けてくれました。

「ウナちゃん、良くがんばったね~」って。

保護された時、一緒にチラシを持って回った方なので

ウナに会ってもらおうと、玄関に連れてきたら、

ウナの表情は穏やかに変わっていました。


本当に寝てるような顔になっていたんです。

硬直が解けてきてたのでしょうか。

苦しんだ顔ではありませんでした。

その夜はウナのベットを横に持ってきて

一緒に寝ました。最後の夜です。


そして翌日の18日水曜日

仕事は休みをもらい、午前中はウナの体をキレイに

したりして過ごしました。

持たせるものを準備したりして。

そしてまたキレイなお花が届きました。

こちらも一緒にチラシを持って回った方です。


「ウナは幸せだね、みんなから気にかけてもらえて」


この日、朝から晴天でした。

家中にお別れをし、運転を妹に任せ、ウナを抱いて向かいました。

15時から秋田ペット霊園さんで葬儀をしました。

たまたま、担当の方が、このブログを見てくださってたようで

ウナを見てハッとしたのでしょう。

記入した名前で気が付かれてました。そして「ショックです」と。


ウナを知ってる方に最後に出会い、一緒に見送って

いただくことができて良かったです。

ウナの体が天に還っているあいだ中、私は外で煙突周りの

かげろうを眺めてました。最後まで見送ろうと。




この写真を使いました


小さくなったウナ。

4年間も一緒にいられて、私はとても幸せでした。

小さなストーカーは、たまに困らせてくれましたが、

とにかく可愛くて仕方がありませんでした。

こんなに可愛い子には、きっと巡り会えないだろうなぁ。

フワフワで、クリクリのオメメで、超がつくほどの甘えん坊。

そして、空に行くタイミングまで考えちゃうお利口さん。


でも、不思議と 『める』 の時のように

泣いて過ごすということはありません。

気が張っているわけでもなく、ウナのいない毎日が

普通に過ごせてます。ウナがそうさせてるのかな。

たまにワァーッときますが、元気に過ごせてます。

心の中にいますしね。私の応援隊になってくれてるかな、

ほかの天使ちゃんと一緒に羽根パープル上反レインボー羽根パープル上反レインボー



こんな光に包まれて旅立ったのかな




お気に入りのオモチャと、この子はお友達に持たせました


この病気は本当に怖いなと実感しました。

発症しない子もいるし、発症してもゆっくりと

した時間が過ごせて治療を続けられる子もたくさん

いるけど、ウナのように、1ヵ月経たずにあっという間に

いろんな症状が出て、空に帰ってしまうこともあるんだと。

苦しんで苦しんで。


でも、思うんです。


病気や、障害がある子ほど、飼い主さんと

濃い時間が過ごせるんじゃないかって。

たとえウナのように短くても。

だって、本人が一生懸命なんですもん。

生きようと一生懸命だし、

家族との思い出いっぱい作ろうとして、

楽しい時間をいっぱい過ごそうとして

一生懸命だし。


もし、大切な子が病気になってしまったら・・・

命を捨てるようなことは絶対にしないでください!!

気になってる子がたとえ病気だとしても、

みんな癒しを与えてくれます。

無償の愛を注いでくれます。

そばで支えてあげて欲しいです。


変わってあげることができないし、気持ちを

伝え合うこともできないのですから、

その子の苦痛を少しでも和らげる、楽に過ごせる

方法を考えて動くことが必要です。

でも同じように大切なのは、今まで以上に愛情を

注ぐことだと思います。きっと伝わります。

その子にとってパワーになると思います。



今はまだ猫さんとの生活は無理だけど、

またご縁があった子が病気だとしても

「この子っ」ってピンッときたら、

考えるかも知れません。

ウナが巡り合わせてくれたご縁かも知れないですしね。



長文にお付き合いいただきまして

ありがとうございました。

ブログというより、記録のようになってしまいました。

これもウナが頑張った証です手描きふうクローバー

ウナちゃん便りはこれで終わります。

思い出話がしたくなったら

番外編で登場するかも知れません。


いや、またすぐ登場するかも(笑)

サブタイトルは変更する予定ですが、

タイトルはこのままにします。

やっぱり寂しいので。

これからも不定期すぎるブログ、

宜しくお願いします笑顔