私が旬の筍の美味しさを知ったのは、出身の北海道から茨城に引っ越してからのことです。


それまで生の筍といえば、小さくて細長い姫竹のことかと…(^^;;
いやあれも、茹でたてをわさび醤油で食べると独特のほろ苦さが効いてうまいのですが


スーパーで生の孟宗竹が売られていた時の衝撃。
去年、勇気を出して買ってみた、茹でてみた。。。


うまーーーい!!!!!!!


同じく北海道出身で人生初生孟宗竹だった旦那と意見が一致したことには、

「茹でたてのトウキビを食べているみたいだ」と。

とうもろこしの中でも、最近話題のホワイトコーンみたいな、すっきりした、でも強烈な甘み。!





という訳で(?)

あの味をもう一度と、今年も買ってしまいましたよ、生筍
しかも、特売で、でっかいやつを!イイのを選んだな旦那!(^^)


去年は、栗原はるみさんの「たけのこの混ぜごはん」のレシピで作ったのですが
(何時の間にか、「はるみキッチン」のコーナー、終了してたのね…公式HPが無くショックorz)
(すみません、他サイト様からお借りしてきました)

豚肉を入れるのはいいんだけど
せっかくの甘いあまーい生筍の旨みが活かしきれていない気がして

今年は、中村成子さんのシンプルな「たけのこご飯」レシピで挑戦(`・ω・´)
『1.2.3.でできる とびきりのおかず』より。
これ、昔レタスクラブで連載していたコーナーをまとめた本ですね。
連載時代の切り抜きも未だに持っています(^^;;洋食系は特に、本当に参考になる!


筍ごはーん!…の前に
筍をゆがいて、アク抜き


買い物から帰ってきて、お昼ご飯を用意する傍らで作業しちゃいました


筍の先端を切り落とし、縦半分に切れ目を入れて(火が通りやすいように)
…かたっ!かぼちゃより固かったかも(x_x)

筍が丸ごと入る鍋に水を張って、切った筍をドボン!
そこに赤唐辛子1~2本とスーパーで添えられていた米ぬかを突っ込んで
火にかけること弱火で1時間。

1時間経つと、竹串がスーッと通るくらい柔らかくなるんですね~オドロキ。!
火を止めて、鍋の中でゆっくりと冷まします。


筍の準備が整ったところで
いよいよご飯づくり!(^^)

といだお米と調味料を炊飯器に入れて
水加減もバッチリ♪
…と思いきや

あれま、ご飯用のだし汁準備したのに、うっかり水を入れちゃったよ_| ̄|○

調味料も一通り入れてしまった後だったので、だし代わりになればと刻み昆布を少量追加
色はよろしくなくなるが、仕方ない。。。orz

筍は穂先の柔らかい部分を中心に、ざくざく刻んで入れました♪

あとは炊飯器さんにおまかせなのです!ぬーん


合わせて、付け合わせに載っていた若竹汁にもチャレンジ☆


「姫皮」という部分を使います
姫皮とは、筍の皮を剥いたとき、内側の皮の穂先の部分のことだそうで
筍の皮の繊維に対して直角に千切りにすることで、皮のシャキシャキした食感を楽しめるのだとか!

すみません、去年は何も知らずがっさり捨ててましたよ。。。

わかめと、ついでに豆腐も合わせて、お吸い物仕立てにします




さて

予想外に筍が大きかったので、たけのこご飯に使っても筍が余った…
何にしようかと悩んだとき、ふと思い出したのが

クッキングパパに載っていた、若竹煮!

私はいつも『クッキングパパのクッキングブック』からレシピを引っ張ってくるのですが、この本は入手困難なようで…
単行本だと、3巻の第34話「この風味がたまんない山菜クッキング」内に掲載されています
他に、わらびやふきなんかの調理法も載っていますよ


残った筍を一口大に切って、だし汁の中へ(今回はかつおだしで)
砂糖みりん醤油を入れて、落とし蓋(という名のアルミホイルw)をして、コトコト炊くこと30分

うほーっ、いい色に煮えてきたーっ

ここに、もどしたわかめを加え、2~3分煮ます
わかめを入れたら煮すぎないのがポイント!でないと、わかめが溶けてしまいます。。。




若竹煮、でーきたーーー
photo:01




たけのこご飯も炊けたぞー、若竹汁と合わせてどうぞ
photo:02




今年の筍も、うっまーーーーい!!


甘みが格別、筍づくしの晩ご飯で大変美味しゅうございました♪♪





Σあ
改めて、追記です


若竹煮について

けっこう余ったので冷蔵庫で保存していたのですが
翌朝には、わかめが溶けてでろでろになっていました。。。
出来たてを食べ切るのが吉、のようです。教訓。