第三回目は難関袖付けです。ここはもう正直言って慣れるしかない部分です。
小さなサイズほどパーツを重ねるのが大変で、僅かなズレが大きな歪みに繋がるので
慣れないうちは失敗も多いかと思います。気合で乗り切りましょう!
慣れてるつもりでも毎回5~6着は失敗してる人もいますし。←こいつだ。
まずは袖の肩口にギャザーを寄せる所から。型紙には普通「ここまでギャザー」な指示がありますので
その部分を縫います。個人的に小さいサイズのお洋服の場合は、普通サイズの糸で、比較的縫い幅を
短くする方がいい感じです。
縫ったら針はそのままで、見頃の表の肩口と袖の表の肩を重ねます。中合わせですね。
パーツの中心(矢印)であわせるようにしましょう。
中心部分をあわせてまち針で止めて
次は袖の角と見頃の角(矢印)をあわせます。
小さいパーツだと重ねるのが大変で(すぐずれる)マチ針で固定するのが本気で難しいですが、
ここも慣れの部分ですのでトライアル&エラーでいきましょう!
(画像は片方の角をあわせてマチ針を止めた所です)
中心と左右の角を重ねて固定したら糸をむぎゅーっと引っ張って、見頃の肩口と袖の肩部分の長さを
合わせます。(ギャザーを寄せる前は袖パーツの肩の方が長いです)
同じ長になったら糸を止めて針を外してください。
ギャザーを寄せた肩の表側。この画像で見える縫いしろ部分を縫います。
ちなみに「縫う」と書いてるのは
四角で囲んだ部分の縫い代です。
小さいパーツの袖を小さい身頃パーツに着けるとどうしても布が反り返って縫い代が
解りづらくなりますので、指でしっかり固定して手縫いで一針づつ慎重に縫う方が失敗は
少ないかと思います。
不器用さんが初手でこんな小さい個所の反り返り部分をミシンで上手に縫うのは正直無理げー(汗)。
手縫いで慣れてからミシンチャレンジの方がお勧めですね!
ちなみに小さいパーツをずれないように重ねるのにピンセットが便利です。
私は指が太いのでピンセットがないと小さい布服の重ねはできませぬ(汗)。
ピンセットは安いものだと薄い生地や小パーツをしっかり掴めないので、これもやはり
そこそこの値段のものを手に入れる方が良いです。
気合で両肩に袖を縫いました。
縫った後は布が引きつりやすいので、脇の下あたりを前後に二か所くらい、縫い目が切れないように
切れ込みを入れると結構綺麗に仕上がります。
(ギャザーを寄せた糸は任意で切ってください。わたしは切りません。めんどゲフンゲフン)
表から見た所。
武装神姫ちゃんのシャツよりは大きいのでまだ縫いやすい…!
初心者さんや不器用さんは最初のうちは思うようには仕上がらないとは思います。
私がそうでしたから!!
yotubeには縫い方動画もあったので、そっちを見て参考にするのもありですね。
とはいえ、実践しないことには、どんなに参考サイトを見ても分からないことが多いので、
まずはチャレンジあるのみです。失敗して学ぶしかないのが不器用道…!!
次回は最大の難関、エリつけです。ここで何度失敗をしたことか…。