ダルマガエル祭(令和元年11月23日) | 伊尾・小谷たえクラブ(広島県世羅郡)

ダルマガエル祭(令和元年11月23日)



ジャパニーズ・ジャイアント・サラマンダー(和名:はんざき)。これ、なんのことかわかりますか?世界最大の両生類の名称です。
世羅ダルマガエル祭では生物学者、動物学者をお招きし、ダルマカエルの生育状況はもとより絶滅危惧種を学習する時間を設けています。今年のテーマは「オオサンショウウオ」。専門的な内容をわかりやすく説明して頂き小学生も真剣に聞いています。河川生態系の頂点に立つオオサンショウウオも近年、個体数を減らしていると報告されました。生息調査のため、最近ではマイクロチップを埋め込むことも行われています。


▲スライドの様子
▲マイクロチップを観察

ニホンヒキガエルの耳下腺には毒があります。毒蛇「ヤマカガシ」の毒は捕食したヒキガエルの毒が蓄積したものだそうです。ちなみに日本に生息するカエルのほとんどには皮膚毒があります。カエルを触った後、目や唇に触れてはいけません。必ず手を洗いましょう。



▲ニホンヒキガエル


▲動画(16秒)

会場内には絶滅危惧種の植物写真を展示しました。少し前までは野山に当たり前に生息していた草花が様々な理由から姿を消しつつあります。




さて、参加者全員でダルマガエルを保護している圃場を見学しました。その後はお待ちかねのランチタイムです。

今年はアウトドア料理の専門家にお越し頂きました。ダッチオーブンを使ったジビエ料理をメインにおでん、お吸い物にあわせデザートなど例年にない豪華なメニューに囲まれました。

なかでも猪のオープン焼きは柔らかく全く臭みがありません。たっぷりのハーブの香りが美味しいフライドポテトはあっという間に完食。天候にも恵まれ、紅葉に染まった山々の下、参加者全員で美味しい時間を過ごしました。
子ども7名、おとな33名の参加で賑やかなダルマガエル祭となりました。






世羅ダルマガエル祭。来年も開催の予定です。
ご参加頂きまして、ありがとうございました。