夫の実家は、先々代が銅の竈で特許を取って商売をしていました。

 発明工夫が得意な人だったようです。

 先代は、頑固一徹、手先が器用で、銅製品を手作りしていた人でした。

 家内工業で、工場(こうば)は、自宅に隣接している30畳程で、その中に仕事場と土間があります。

 義父が亡くなって30年以上そのままになっていて…すっかり埃まみれになっていました。

 この3年、家のあちらこちらから、先々代や先代が作った打ち出しの銅製品を発掘してきました。

 今日は、工場の棚の、埃を被った箱から製作途中の品々を見付けました。




 銅製のこぼし、急須、やかんの作りかけの胴体と細かい部品が色々…





 こちらは、亀甲模様張りの見本がベニヤ板に作ってありました。

 もう一枚は、杉綾模様張りの見本もありました。

 ブルーのグラデーションは、緑青でしょうか…






 こちらは、先々代のお手製かな?と思います。

 形も、素朴で銅板の厚さが厚いです。

 やかん、如雨露、バット…でも、水を入れたら重すぎるかも…



 



 沙羅の母は、日本の職人技を愛する人でした。

 特に、京都の有次の銅製品を愛用していたので、とても身近に感じます。

 沙羅の家と夫の家…銅と絹が繋いだ不思議なご縁をあらためて噛みしめるこの頃です。