上田で最大の養蚕業者として栄えた笠原工業の常田館製糸場内にある、文庫蔵にも興味深い展示が沢山ありました。


 文庫蔵には、笠原家が所蔵している養蚕にまつわる品々が収集され保管されています。

 こちらは、養蚕をする女官の図です。
 




 桑の木で作られた三味線も珍しいと思いました。





 蚕の成長を分かり易く標本化した額もありました。





 より良い生糸を取る為に、交配もしています。

 宮中で育てている小石丸という小さめの繭も笠原工業で育てられていた古来種とのことでした。小石丸という品種は、もっとも細くて美しい糸を作ることで知られています。

 宮中ともゆかりが深い為、昭和天皇が2度も行幸されています。





 巻き取られた美しい生糸…





 昔、使われていた機織り機です…




 笠原家の自宅とお庭を側面から撮りました。

 山桜の巨木と、熊笹、盆栽仕立ての赤松、丸い灯篭を配した、石庭でした。





 笠原工業(株)常田館のHPは、こちら…

http://www.kasahara.co.jp/kasahara/guide/tokida.html