今から25年位前、沙羅は、わらび餅で有名な名古屋の和菓子店『吉光』さんのお店の前に雄しべの長い黄色の花が咲いているのを見て、素敵!って思いました。

 お店の奥様に、「綺麗なお花ですね。何という名前のお花ですか?」とお尋ねしたところ、
 「美女柳というそうです。すぐに増えますから、少しお分けしましょう。」と言って掘って下さいました。

 家では、大事に鉢植えにして何年も楽しみましたが、途中で病人の世話等に手を取られて枯らしてしまっていました。

 最近になって沙羅のお気に入りのブログでキンシバイを見て、美女柳のことを思い出しました。
 このところ、沙羅の家の傍の路肩でもキンシバイが咲いています。それを見ていて更に、又、別の似たお花があったことを思い出しました。


 こちらは、キンシバイです。




 こちらは、キンシバイとは異なり、西洋キンシバイといって、雄しべは長いのですが、根元から放射線状に拡がって生えているので、美女柳のような優しさとは違った雰囲気がします。
 遠くから「美女柳だ!」と思って近付くと、「何だか違う!あれ?」って悩んだこともありました。


 一輪をアップで撮るとこんな感じ…





 そして、最近は、キンシバイと西洋キンシバイを混植していたりするので、益々訳が分からなくなってきました。
 キンシバイの学名は、ヒペリカム・パトラム、西洋キンシバイは、学名がヒペリカム・カリシナムで美女柳の学名は、ヒペリカム・モノギナムです。
 ヒペリカムというのは、ラテン語でオトギリソウ属のことだそうですが、ここまで書くと、読むのも面倒になっちゃいそう…

 
 何はともあれ、姿が似ているお花の中から、本当に自分好みのお花を見付けることは、又、格別の楽しさを感じます。