いよいよ、上田の最終日です。
 あっという間の6日間でしたが、それなりの成果を上げたと思っています。


 夫の実家は、銅器の製作所だったので、自家用の金物が何でも銅で作ってあります。
 例えば、仏壇のお位牌入れとか、ちょっとしたフックや竹の花器の落とし等…
 薪で炊くお風呂やご飯を炊くかまども銅製です。
 先々代が熱効率の良い銅竈の製作で特許を取っています。昨日二階の箪笥の引き出しから見付かった特許証と宣伝チラシが記憶に新しいところです。


 昨日、1980年製の仏壇用の花入れが見付かりました。
 屋号の入った提灯とか、古い銅銭とかも混在していて、不思議な空間でした。




 
 傍には、先々代のお婆ちゃんのつづらが大小と柳行李、革製のスーツケースまでありました。
 つづらは、昔話の『舌切り雀』に出てくるぐらいしか記憶にありません。
 つづらが何物だか、理解出来る人も少なくなっているのではないでしょうか?

 
こちらは、銅製の湯たんぽです。まだまだ使えそうです。 




 こちらは、玄関脇にある大きな階段箪笥です。階段の幅が75センチ位ある大きな物です。
 ここを上がった二階と奥の別の階段を上がった二階は、壁で仕切られているのが不思議です。
 この家は、玄関は一つで中が分かれている二世帯住宅のような作りになっています。




 この暖簾は、沙羅チョイスです。この家をお掃除した時、『職人の家』というテーマで模様替えをしたので、藍染の木綿の絞りの暖簾を掛けてみました。
 廊下に小畳を並べて床張りの寒さを凌げるようにしてみました。
 暖簾の奥へ廊下を進むと、漬物を漬けたり漬物樽を並べる為の土間や板張りの空間があります。




 余談ですが、沙羅お気に入りの上田のカインズホームの山野草コーナーで買った
サクラ草天女と八重咲きバイカカラマツもお見せしますね。
 長野の中山植物園という生産者さんが育てている山野草ですが、名古屋に連れて帰ります。



 このサクラ草は、外側が濃いピンク色で、中側が淡いピンク色という点が珍しいです。




 こちらは、バイカカラマツでもここまで大きい花は、めったにお目に掛かりません。
 長野は山野草の宝庫なので、栽培業者さんも多くて、楽しみです。





 ついでに、ちょっと変わった外観のお寺をご紹介します。
 夫の家のお墓があるお寺…「月窓寺」(げっそうじ)
 お寺の屋根に鯱が乗っている…
 上田城ゆかりのお寺だからなのでしょうか?
 沙羅は、お寺のことは知識がありませんので…





 広い本堂です。
  


 鐘楼もあります。




 松の大木が美しいです。
 本堂奥から眺めると、大きな池とシャクナゲが何本も入ったお庭が見事です。

 でも一般公開はしていないので、法要の時にちょっとだけ見せて戴くのです。 





 上田には、働く為に滞在しているのですが、脱日常と、嫁としてちょっと点を稼いでるっぽいところが、沙羅的には満足な連休でした。(*^▽^*)