築８７年のお片付け その１

　一昨年前に夫が上田の実家を引き継いでから、家を片付ける為に、定期的に名古屋から上田にやって来ています。
　築８７年の家には、古民具のような物から、ただ古くなっただけのような荷物が山のようにありました。
　初めの一年は、ホテルに泊まって家を片付けました。
　去年の夏頃から、ようやく一階部分だけは使うことが出来る位に荷物を捨てて、日常生活ができるようになったので、実家に泊まって作業をしています。
　そうなる迄には、２トントラック２０台以上の不要物を出しました。

　そして今回は、いよいよ二階に取り掛かりました。
　まず、昨日は、２トントラック１台分、今日は、２トントラック２台分…
　シャワーキャップにマスク、二重手袋、エプロン、スリッパといういでたちでまゆと大格闘です。
　夫は、別棟の義兄の部屋の係です。
　

　上田は盆地なので埋立地が少なくて、ゴミ処理がとても厳しい地域です。
　１回に出せるゴミの量は、可燃ゴミは、２袋のみで、自治会名と世帯名を書かなければ収集してもらえません。
　それ以上の大量のゴミは専門業者に委託して高い処分費を支払わなければなりません。


　今日も一昨年前からずっとお世話になっている業者さんが、手早く積み込んで下さいました。

　「あとどの位？」と聞くと、「多分１０台分位かな？」というお返事でした。
　荷物をすべて確認して仕訳けしてから搬出をしているので、結構手間が掛かります。
　でも、それが長く故郷を離れていた夫の希望なので、家族で力を合わせて頑張っています。

　荷物が減って家への負荷が減っていく度に、家の外観も違って見えて来ることが、ウソのようなホントのお話です。