既に大まかには何を使いどのような仕上げにするかの方向性は、決まっています。枝物も予約して下さってあるので安心でした。
工房NAGASAKIのアルミの花入れには、ローズピンクのエピデンドロを入れました。

樹風花さん奮闘中!会場の図面とにらめっこ。花瓶の位置と花材をメモして現場で最短時間で作業が出来るように準備をして下さっています。

田中のり子さん(長野在住の樹皮工芸作家)が作って下さったクルミの樹皮を曲げた大ぶりの掛け花入れに活ける椿は、こんなに可憐な姿をしています。見事に葉が混んでいて栄養満点の育ちです。葉色が少し沈んでいるのは、今年のあまりの寒さでなったものだそうです。

枝の長さが2メートル50センチ位ある、御殿桜を一束買ってありました。お花一輪の大きさがびっくりする程大きいので、毎日少しづつ開花していくと雰囲気も徐々に豪華になるはずです。

樹風花さんが、水を入れている花瓶は、沙羅のとっておきのお気に入りです。フランス製のアンティークの二重ガラスの花瓶で、買った時は、エミール・ガレのサインの入った大きな箱に入れられていました。ただ、あまりにも箱が大きくて汚かったので、捨ててしまいました。花瓶にサインも無いので、多分、箱だけが本物で、中身は雰囲気が似た偽物かな?と思いますが…
沙羅は、権威主義ではないので、花瓶もやっぱり好きか好きじゃないかだけを考えて買います。何気なくお値打ちに買って、後で、随分良い物だと知らされたりしますが、お花を活けるのに花瓶の値段は、全然関係無いと思っています。

半端なく水が沢山入ります。安定も良くなりますので有難いことです。すりガラスのボカシとユリの花の模様がとても美しいです。どんなに良い花瓶を持っていても、使わなければ意味がありません。花瓶は、花が活けられてこそ完成すると沙羅は思っています。書道展での大役を果たして無事に我が家に帰りますように祈りながら送り出します。

会場の市民ギャラリーは、天井高3メートルなので、予め高さを詰めて準備します。枝の傾きや長さのバランスで花瓶が倒れることのないように調整が必要なのです。

色々、細かく打ち合わせをしましたが、画像は、会期が始まるまでブログにアップしないでくださいね、と言われました。ですよね~。
ということで、本日解禁になった打ち合わせの詳細でした。
こうして色々な方のご協力があっての社中展です。ご興味のある方は、是非一度お出掛け下さい。
沙羅のお当番は、21日(水)午前と25日(日)午後です。ピグに似た顔の長身のおばさんを見掛けたら気楽にお声を掛けて下さいませ。ご案内致しますね~(≡^∇^≡)