前回、沙羅お勧めの長谷園のECOかまどがなぜ同社のかまどさんより良いかについて書きますね。
基本的には、二つの商品は同じ考えで作られていると思います。かまどさんが初めに作られて、その改良品としてECOかまどが作られました。かまどさんのみを買われた方の為に炉のみの販売もされています。
でも、沙羅的には、ECOかまどがベストと思っています。長谷園の土鍋には、遠赤効果が高い黒い釉薬がかけられていますが、その釉薬の面積がECOかまどの方が多いです。かまどさんは土鍋の真ん中から下は、釉薬が掛かっていません。しかし、ECOかまどの土鍋には底の部分を除き下まで釉薬が掛けられています。
又、別売りの炉には、取っ手がありませんが、ECOかまどの外炉には手持ち用の耳が両方についているので炉の移動がし易いことと、蒸気抜きの穴の向きの目安にもなるからです。
3年前にECOかまどを買った時、まだ新しい商品でした。ガスコンロにかけて2~3回でパシッ!という音と共に炉にヒビが入りました。
自分の使い方に問題は無かったのか、原因は何かを知りたくて長谷園に電話をしました。ちょうどご当主の長谷優磁さんが電話口に出られて土鍋の使い方や使い心地について詳しく聞いて下さいました。
沙羅が、「ご飯だけで一品御馳走が出来ます。実演すると、お客様が大喜びされます。」とお話しすると、「職人冥利に尽きます。」と大層喜んで下さいました。
そして、「この製品は、開発したてで製品にまだバラつきがあるので何度でも割れたらお申し出ください。」と言って下さいました。炉だけの取り替えではなく、セット毎送って下さったのですが、その後又ヒビが入りました。
その都度お詫びを言って下さりセット毎お送り下さったので、我が家の手持ちの炊飯土鍋は3個になりました。外炉は、2個とも割れてしまいましたから1個しかありませんが、土鍋だけでも調子良く、以後割れたこともヒビが入ったこともありません。ちなみに1個は、上田の家に置いてご飯を炊き、残りの1個は、お友達に貸し出したり、6合炊く時に2個使いして重宝しています。
炊飯土鍋は、炊飯用に特別に開発された商品で、伊賀土を使用して成型から製品になるまで半年を要します。化学反応を解読したかのように、きっちり10分でご飯を炊き上げるように土鍋を焼き上げるという高度な技術に職人魂を感じました。
毎日便利に使わせて戴いて、とっても感謝しています。 ヘ(゚∀゚*)ノ
ECOかまどの土鍋の底です。土鍋の底以外は、釉薬が掛けられています。
