先日、長野県の上田にある夫の実家の屋根を葺き替えました。工事をして下さったのは、上田の親代わりをして下さる長老さんの甥っ子さんです。完成を見に行った時、初めてお目にかかってお話を伺う事が出来ました。


 とても誠実なお人柄で、長野の仕事をしながら、茨木の方の被災家屋の修復工事もされているそうです。深いこだわりと、職人の誇りを大切にして施工をされているのが、とてもよく伝わってきました。瓦を愛し、優秀な技術で震災に強い屋根を作る為の防災瓦の説明を丁寧にして下さいました。今回の工事は、腕の良い職人さん2人で施工をして下さいました。透かし工法が、渾身の出来映えとのことで来年の瓦大賞に応募されるとのことでした。

 お世辞にも立派な家とは言えないただの古い家に、そこまで気合を入れて仕上げて下さったことに感謝の気持ちで一杯です。


 驚く事に、彼は元は、そば打ち職人だったそうです。器用で、何事にも好奇心旺盛、一生懸命な方なんですね。

 


 三州釜製の「開運 干支瓦」を送って下さいました。来年の干支の龍は、夫の干支ということもあり、有難く飾らせて戴くことにしました。お心遣いが嬉しかったです。


沙羅の今がいちばんいい時よ