私の四国に住んでいる大切な友人が随分前に
「私の夫がね無農薬の野菜を独学で学んで作ってるの。まだまだ大変だけど
口に入るものは良いものを食べさせたいって言ってて。頑張ってるの。

 その夫が同じ考えの方達と一緒にお野菜を販売することになってね。

もし、興味があったらお試しで購入してみてくれない?」
って教えてくれました。

 私が「すぐ、お願い」と言ってから毎月丁寧に箱に詰められた季節を意識したお野菜と、

手書きのお手紙、お野菜を美味しく食べるためのレシピが送られて来ました。

 毎月届くのが楽しみで。

平飼いのジロウ鶏の卵や採れたお野菜をお漬物に、と手をかけて頂いてるものまで入っていました。



 しかし、突然お手紙が届き中を開けて読んでみましたら…
「来月で終売させていただきます。」と言う言葉と共に今までのお礼とお詫びが書かれていました。

 気がつけば…
15年と言う長きに渡って毎月欠かさず頂いていたのが当たり前となっていた私にとって
寂しい内容の手紙でした(涙)

 しかし、15年と言う月日の中、皆さんお年を重ねられていて…
作りたくても難しい状態になっていらっしゃる方が増えていらっしゃいました。

ここにも、後継者問題があるのだと…

悲しみが込み上げて来ました。

 当たり前が当たり前ではないこと、皆さんに喜んで頂けるために私たちには見えないご苦労が
たくさんたくさんあったこと…
天候と戦って今までを耐えてこられたこと…
あげればキリがないほどのご苦労があったこと…

 ぜんぜん分かっていなかった自分が恥ずかしく情けない思いになりました。

 しかし、友人には
「ご主人をはじめ、お仲間の皆さんには今まで私達の健康をたくさん支えて下さって感謝しかない」
と伝えて欲しいと連絡させて頂きました。

 今の世の中、無農薬、オーガニックってご存知の方々は増えていらっしゃいますが15年も前から
畑の土から作り直してお野菜を作ろう!と思い、全く知識のないところから試行錯誤しながら頑張っていらっしゃったことに感謝と敬意を…

 本当に有り難うございました。
こらからの人生も良き事で溢れる毎日をお過ごしいただきたいです。