こんにちはニコニコ

 

いかがお過ごしですかニコニコ

 

 

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今日は、

 

「薬剤師は薬を飲まない」

(宇多川久美子著 廣済堂出版)

 

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からの抜粋ですオカメインコ

 

 

<医者も患者も

薬に頼りすぎ>

 

国民皆保険といって、日本では国民すべて

が医療保険に加入しており、誰もが平等に

医療を受ける機会を保証されています。

 

必要なときに、必要な医療を受けられると

いうのは、すばらしいことだと思います。

 

しかし、その一方で、医療費の負担が少ない

からと、少しでも具合が悪くなったら病院に

行く人、つまり必要性がさほどなくても病院

に行く人を生み出しているといった一面も

あります。

 

気軽に病院に行くことができ、しかも病院に

いけばお土産のように必ず「薬」がついて

くるのですから、多くの人が薬になじみ、

「病気は薬が治すもの」という錯覚を持つよ

うになるのも無理のない話といえるでしょう。

 

また、テレビをつければ「痛くなったらすぐ

○○」「風邪をひいたら早めの○○○○」

言ったCMがひっきりなしに流れ、あたかも

「薬は病気を治す正義の味方」的なイメージ

を植えつけています。

 

保険制度CMの影響から、私たちは知らず

知らずのうちに、病気になったら病院に行く

もの、病気になったら薬を飲んで治す、と

信じて疑わなくなってしまったのかもしれ

ませんね。

 

 

 

ちなみに、処方せんを出してもらうためだけ

に病院に行き、「薬だけもらってきた」と

言う人がたまにいますが、これはとても

奇妙な話です。

 

前に診察した患者さんに対して処方せんを

出すということは、「診察をして、今回も

この患者さんにはこの薬が一番いいと思う

からこの薬を出しますよ」ということなの

です。

 

患者さんからすれば、「診察といっても、

先生はパソコンの画面を見ながら、

「どうですか?」と聞くだけ。どうせ同じ

薬が出てくるなら、診察なしで薬だけもら

ってきたほうが時間もかからない」という

ことなのでしょうが、顔も見ない患者さん

に対し、同じ薬を処方するということは

本来あってはならないことです。

 

中には、「診察をしてもらわないからその

分お金もかからないだろう」と思っている

方もいるようですが、それも誤解です。

処方せんというのは本来「診察をしました。

薬のチェックもしました」という了解

もとで出すもの。

 

医師が処方せんを出すということは、

建前上は再診したということです。

つまり患者さんは当然再診料を支払って

いるということになります。「薬だけだ

から安い」ということではないのです。

 

さらに言うなら、診察が実際に行われている

かいないかにかかわらず、誰かが処方せんを

もらえば、その再診料の何割かは私たち国民

が負担しているということです。

 

 

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最後まで読んでいただき

ありがとうございましたクローバー

 

 

       サラ子コスモス