今日は皆さんに中国でこの間すごくはやっていたドキュメンタリの番組を薦めたいと思います。

 

その番組とは舌尖上的中国(舌の上で味わう中国)( A Bite of China) と
いうドキュメンタリーです。字幕が付いていますので、ちょっと中国語が分かる人にも大体の内容がわかります

 

この番組は美食をテーマとするドキュメンタリーで、人と食べ物との関係、 その食材に
かかわる人々の裏の姿、人と社会との関係などを独特な視点で表しています。 ただグルメ
を紹介するだけではなく、「 飲食」 という切り口から様々な地域や民族の風土や文化を垣間
見ることもできます。中国の美食や中国を一層好きな気持ちにさせてくれる秀逸な番組だ
と思います。美しい風景が堪能できるのも見所の一つです。

 

2012 5 14 日から 20 日まで CCTV1で夜 10 時半から放送され、一挙にインターネッ
トで話題の中心になったものです。 ネットでもこの番組で取り上げられた食品の売上が大変伸びています。 多くの人々が、深夜に放送されるこの番組を見るために、眠い目をこす
りながら起きています。 見た後に、ヨダレだけではなく感動の涙を流す人も少なくありま
せん。 全7回で構成されています。

第1回は「 自然からの贈り物」

第2回は「 主食物語」
第3回は「 転化したインスピレーション」

第4回は「 時間の味」

第5回は「 厨房の秘密」
第6回は「 味の調和」

第7回は「 わたしたちの田畑」
「舌尖上的中国」は、単なる「グルメの記録」の枠に収まる番組ではありません。掘り
たてのタケノコ、吊るされたハム、 網にかかってピチピチ跳ねる魚、 白い湯気がもうもう
と立つ蒸篭、 あつあつのマントウ、板の上に叩きつけられ引き伸ばされる麺など、あらゆ
るシーンが感動を呼び、思わず涙がこぼれてきます。中国に対する愛着が心の底から湧い
てくるのです。ここには、グルメという切り口を通して、 普通の中国人、人と食物との関係、人と社会との関係について多くのことが語られています。 有名料理、主役となる料理人、専門家などの「大御所」は登場し
ません。その代わりに、一般庶民からの視点を採り入れ「故郷を思い出させる」卓越した番組となり、年配者だけでなく若者からも人気を集めました。

 

私は、 この番組を見て感動し、これからも機会があれば、ぜひ中国各地の美味しいグルメを通して、改めて中国の文化を理解したいと思います。
CCTVの公式サイトで無料で視聴できます。
http://jishi.cntv.cn/program/sjsdzg/index.shtml

 

皆さんにもぜひ見ていただきたいです。 舌で中国を味わいましょう。