2月9日は守り人の活動日でした。

 

寒さの厳しい日が続いていましたが、当日は日差しの暖かい晴天で、いつもながらの活動日和でした。参加者は12名。

 

この日のテーマは、これまでの活動地を巡り、実施してきた活動を振り返りながら、今後についての方向性を共有することです。

 

 

活動では、湿原周辺の里山管理をはじめ、潜在的な湿原や草地の再生、観察路の整備、湿原名などのプレート設置、間伐材を使ったベンチづくりなどに取り組みました。(本ブログで紹介しています。)

 

 

活動は、湿原の自然を損なわないよう配慮することはもちろん、訪れた誰もが安全で快適に観察するための整備、良好な景観形成、生物多様性の向上を図るように努めました。

 

新緑の頃から始まって、暑かった夏には汗だくで作業したこと、秋には落ち葉を踏みしめて、冬の寒風の中でも協力して取り組んだことが思い出されます~。

 

 

活動の範囲はまだ狭いけれど、活動範囲を徐々に広げていくこと、効果を維持するための継続的な管理の必要性、限られた活動時間で、いかに効率的に作業を進めるかなど、さらによりよくしていくアイデアを話し合い、共有しました。とても有意義な時間だったと思います。

今後の展開がますます楽しみです!

 

振り返りと今後の活動を共有したあとは、守り人の館へ戻って、館の周りのアカマツ林の植生管理です。

 

 

枯れた木、折れた枝が多く、そこにツル植物が絡まっていて、見通しが良くありません。ここもまた、とにかく暗~いです。

 

 

かつては、このアカマツ林でもマツタケが採れたのかもしれません。(きれいにしたら復活してくれないかな~。)

 

守り人の館は、皿池湿原を訪れる人が最初に立ち寄る、湿原のエントランス、「顔」ともいえる場所です。館の周りをきれいにすると、湿原の印象アップにもつながりますね。

 

 

午後の部は、有志で館の前の管理を再開です!

 

 

伐採した木などは一所に集めて積んで行くのはいつも通り。

 

 

明るく斜面が見通せるようになりました。木立の影がくっきり。木々の間から青空が!

 

 

すっきり広々、いい感じ。

 

本日もお疲れ様でした。

皿池湿原に守り人さんたちが活動に訪れるようになってもうすぐ1年。熱心な取り組みで、湿原の随所に息吹が吹き込まれたように感じます。

 

今後も積極的に意見やアイデアを出しあって、軌道を確認しつつ、想いを共有しつつ、楽しく取り組みを進めて行きましょう!