12月9日は守り人の活動日でした。

 

前日からの雨は朝には止んで、当日は清々しい冬晴れでした。

名残りの紅葉が青空に映えて美しく、穏やかな日差しの降り注ぐ下での活動となりました。参加者は14名。

 

今回の活動は、石田先生と一緒に種まきのあと、先月に引き続き、里山管理作業です。

 


先月行なった活動内容と、本日の作業および班分けについて。管理作業は2班に分かれて行ないます。

 

 

昨年も行った恒例の種まき。最初に、石田先生のお話を伺いました。湿原Aの「平成26年度整備地」(湿原Aの樹林化した場所を重機で掘削し、地盤を地下水位に近づける工事を行いました。)には、徐々に湿原の植物が定着して量を増やしています。

 

 

湿原の代表的な植物のイヌノハナヒゲなどの種を採取して、整備地にまきます。

 

 

さらなる湿原植生の再生を期待したいですね。

 

種まきのあとは、里山管理作業です!!

 

 

先月はここまで作業しました。明るくなったでしょう。

 

 

前回同様、フェンスの内と外に分かれて作業します。

 

 

「伐った木はパスしてください。」今回もチームワークよく、作業ははかどります。長い木や枝を適当な長さに切ってから集積場所へ運ぶのも慣れたものです。

 

 

作業が進むにつれて明るい場所が広がっていきます。

 

 

集積場所もこのとおり。

 

 

午前中の作業終了。

林内が明るくなると、落ち葉の美しさも際立ちます。

葉の下に眠っている、まだ出会ったことのない植物の種が、春になると目覚めるでしょうか。

 

 

昼食後は、しばしのんびり。

ハヤシさんおすすめの新刊本「ひょうごの自然 フィールドガイド 身近な生きものたち」(兵庫県生物学会・編)をぱらぱらめくりながらおしゃべり。「皿池湿原で見られる動植物もたくさん載っていますね~。」

 

 

午後の部開始!頑張りすぎないように、ほどほどに作業しましょう。

 

 

ツル植物やササ類がびっしり。

 

 

それがなくなると、こんなにも池がよく見えるようになります。

 

 

木々の間から見えるのは湿原A。

景観は何倍も何十倍も!よくなりました。

 

 

眺めのいい小道となった湿原Aへ向かうフェンス沿いの道。季節ごとの景観を楽しみながら、管理あとの観察を続けましょう。

 

皆さん、本日もお疲れさまでした!

 

次回は、現地での活動はお休みして、ひとはくでのミーティングを予定しています。追って、皿池湿原のホームページ 「守り人専用のページ」で案内します。

新年は、ひとはくでお会いしましょう!