秋が一気に深まって、早くも皿池湿原の紅葉はピークを過ぎつつあります。11月は、落ち葉が敷き詰められた中での活動になりますね。

 

10月の守り人の活動では、湿原の拡大(潜在的湿原の再生)や草地の草刈りおよび植栽などに取り組みました。また、恒例の湿原管理では湿原内に繁茂した草の刈り取りを行いました。

では、11月の活動は?というと…引き続き里山管理です!

 

みなさんご承知のように、湿原Aの周縁部の林内は、常緑樹やササ類が繁茂して、林床に陽が届かない暗い場所だらけで、気になっている守り人さんも多いはず。

「そうそう、湿原Aへ行く道沿いはすごく暗いよね。」「明るくして、植物や生き物たちの多様性を高めたい。」という声が聞こえてきそうです。

 


上の写真は、湿原Aに向かう道沿いの典型的な暗い場所です。

ここのヒサカキなど林内を暗くしている常緑低木を伐採し、繁茂しているササ類を刈り取ってみると…。

 

 

ここはどこ?!と、思うくらい見違えるような景観になりました。

林床が明るくなったことで、新たな植物が出現して、種の多様性が増すことが期待されます。

この場所は「里山林管理 追跡区画」として、今後も適宜管理を続けながら、見守っていきます!

 

 

↑この案内板をフェンスに取り付けて、イベント時に訪れた人にも、守り人さんたちの活動をアピールしていきます。

 

 

もちろん、管理場所で伐採した樹木やササ類は綺麗に揃えて集積します。積み上がった山を見ると、どんなに密生していたかよくわかりますね。

 

11月の活動は、この区画の両隣を同様に管理する取り組みです。守り人さんたちの作業場所は、A~Dまで4区画を準備しています。

 

 

管理済みの場所からお隣を見ると、緑が濃い常緑低木が密生しているのが明らかですね。

 

 

ここは準備したC区画です。遣り甲斐がありそうだと思いませんか。手になじんだマイ工具を携えて来ていただければ、作業もはかどることでしょう。

 

beforeをよく見ておかないと、afterの変化がよく分からないかもしれません。何がどう変わっていくのかを、実際に皆さんの目で確かめられる絶好の機会です~、ぜひ参加ください。

 

今月も皿池でお会いしましょう。

お待ちしております!