今月の守り人の活動は、20日土曜日に「湿原Bへの道をつくろう!」を予定していますが、それに先立って、11日木曜日に現地の下見を行いました。

 

今回の下見については、皿池湿原の守り人のホームページ「守り人専用のページ」で、参加ご希望の方へ、集合時間と場所をお知らせしていましたが、当日は何かと忙しい連休明け、しかも木曜日という、中途半端な?日程のせいか、参加者はタミオカさんお一人でした。

 

 

今日は人数が少ないので、現地へは車で移動します。いつもは施錠してあるゲートを抜けて少し走ると、車道に倒木や、腐って折れてる樹木などが出現。早くもタミオカさんの出番です。

 

 

広場にある小屋をリニューアルした「守り人の館」。屋根を葺き替えて、太陽光パネルも設置。中は入ってからのお楽しみ。

ブロックって、なんだか味気ないですね。この場所にふさわしい、ナチュラルな、いい感じにするアイデアがあれば、お願いします。

 

 

「守り人の館」以外にも、湿原へのアプローチの階段が整備されていたり、

 

 

水路の上には、しっかりした橋が架けられました。

 

 

この新しい橋を渡った辺りから、湿原まで続く道をつくります。

 

 

とにかく、一度歩いて行ってみましょう。ササをかき分けて進みます。

 

 

有刺鉄線の支柱は腐っていますね。取り外しもできるけれど、鹿や無断侵入者を防止するのに、有効かもしれないですよ、とタミオカさん。

 

 

本番は来週ですが、自然と作業スイッチが入ってしまうようです。

 

 

あーだこーだと相談中。道づくりは、みんなで作業すれば、あっという間にできてしまいそう。時間があればササ刈りもしたいですね…。

 

 

ハンノキ林の林床はササがびっしり。

 

 

湿原の周りにはササの密生したこんな場所があちこちに。

 

 

常緑樹の繁茂した暗い場所も多くあります。森の生物多様性を高めて行くためにも、できることがありそうです。

 

 

間伐材でベンチをつくって、ここで昼ご飯なんていいですよね。木工が得意な人がいるといいなぁ。

 

 

ほかの湿原へも行ってみましょう。

 

 

ここでもついついササが気になるよう。作業の手が止まりません。

 

 

貴重種のイシモチソウが!繊細な感じがしますが、食虫植物です。花が咲くのが楽しみですね。

 

 

ヤマツツジが咲く池の向こうは湿原です。このような美しい景観も皿池湿原の魅力のひとつです。

 

 

下見を終えて一息。お疲れ様でした。

三田の知られざる文化の香り高い話なども伺いつつ…。自然環境以外のことでも、みなさんの知識や経験を活かして、世界が広がっていくのではないでしょうか。

お忙しい中、ご参加ありがとうございました。

 

次回から、いよいよ守り人の活動が始まります。湿原とその周辺の景観がどんなふうに変わっていくのか、とても楽しみです。

守り人のみなさん、来週、またこの場所でお会いしましょう!