守り人活動 2025年3月14日(金)

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3月14日は守り人の活動日でした。

 

雨や雪の日が続いていましたが、この日は気持ちの良い晴天で、暖かく、参加者も多くて作業が捗りました。参加者は20名(うち、新日本カレンダー㈱8名)。

 

 

朝のミーティングでは、三田市文化スポーツ課の担当者より挨拶があり、本日は、皿池湿原とその周辺で発見された須恵器について調査に訪れた、とのことでした。

 

 

須恵器についての解説もあり、地域の自然だけでなく、歴史にも関心のある守り人さんたちは熱心に耳を傾けていました。

 

本日の活動は、間伐材を活用した原木しいたけの植菌、J湿原とC湿原の山側の里山林管理、ムササビの巣箱の設置です。

 

 

館の前で作業していたのは、しいたけの植菌班。

 

 

間伐したコナラを玉切りしたものを原木にします。

 

 

ドリルで原木にたくさんの穴を空けて、

 

 

木槌で種菌を打ち込みます。

 

 

原木はしいたけ小屋に運びました。

 

 

しいたけの原木は、仮伏せしてキノコの菌が行き渡るまで寝かせて、そのあと立て掛けます。しいたけが出てくるまでには約2年ほどかかります。

 

 

J湿原山側の里山林では、いつも通り常緑樹を間伐して、集積していました。ずいぶん明るくなりましたが、枯れた木も目立ち、もっと奥へと管理範囲を広げていこうとしています。

 

 

ムササビの巣箱の設置班。

木の下からサポートする人たち。

 

 

樹上では、巣箱の設置が完了していました。

 

 

あとはスルスルと降りてくるだけです。

 

 

みんなで見守っていましたが、無事に地上へ到着しました。

巣箱に本当にムササビが入ってくれるかどうか、楽しみです。

 

 

C湿原の山側の里山林でも、間伐が進んでいました。

 

 

ベテラン守り人さんと新日本カレンダーさんが一緒に作業していました。

「けっこう大きな木も伐らせてもらいました!」と初参加の新日本カレンダーの社員さんが嬉し気に話してくれました。ということで、楽しく記念撮影。

 

 

里山林の手前の道沿いに間伐材を並べていました。

 


 

湿原の中で文化スポーツ課の担当者が調査していました。

何か見つかったのでしょうか、気になります。

午前の活動はここまで。

 

 

館の傍でフキノトウが生えてきていました。

春ですね。

 

 

館横のため池のり面は、今は枯葉色の虎刈り状態ですが、もうすぐ草原生の植物が芽吹いて、一面緑になるでしょう。

 

 

午後の活動は自由参加です。

チッパーを移動させて、間伐材をチップ化します。

 

 

間伐した木を山積みにしていたものを、チップ化しました。

太めの木も、細かい枝もどんどん投入して、コンテナに一杯になれば、観察路へ運んで撒きました。

それにしても、チッパーから飛び散る木の粉塵がすごいです。この作業はマスクをしたほうがいいですよ!

 

 

道に落ちている細かい落枝も運んでチップ化しました。

 

 

ついでに、傍の枯れたアカマツも「これも伐ってしまおう!」と守り人さん。あっという間にノコギリで伐ってくれました。

 

 

そんなに太い木ではなくても、全部の枝を落とすと、かなりの分量です。それをまたチッパーへ投入しました。

周りに積み上がった間伐材がきれいになくなると、すごく気分がいい!なので、ついつい続けていましたが、きりがないので、今日はこの辺りで終わりましょう!続きはまた次回に!

 

 

チップの道ができましたね。

 

 

今日はずっと美しい青空でした。

湿生林の木々と空の風景もいい感じです。

 

 

赤く見えるのはハンノキやサクラバハンノキの花です。

 

 

ハンノキ属は風媒花で、雄花の花粉が飛んで、雌花と受粉しますが、花粉症の原因にもなるそうです。

守り人さんにハンノキ花粉症の人はいない?ようです。とにかく、みなさん大丈夫なのはなによりでした。

 

守り人のみなさん、本日もお疲れ様でした!

今年度の活動は今日が最後です。

新年度、4月からは新しい仲間も増えますので、ますます楽しく賑やかに活動していきましょう!

次回も春爛漫のこの場所でお待ちしています!!