福島市側から見るとあたかも富士山の山頂のように見えることから別名・吾妻小富士と呼ばれる摺鉢山の麓にある福島市立庭塚小学校。

福島駅から車で20分ののどかな風景の中に明治創設の歴史ある小学校でした。

PTA会長さんのお話では、三世代で住んでいる生徒さんが多く、地域の皆さんとも沢山の交流があり思いやるのある優しい子が多いとのこと。

体育館には全校生徒と保護者の方々、そしてPTAの方からデューク更家が来る!と聞いた地域住民の方々、幼稚園のお子さんまで集まっていました。

生徒の皆さんはお父さんや近所のおじさんとはちょっと違う風貌(?)のデューク更家師匠に、ちょっと緊張気味でレッスンがスタートしましたが、始まってしまえばそこはデューク更家ワールド!

「背が伸びるで~」「女の子にもてるで~」「AKBになれるで~」「お金持ちになるで~」

身体を動かしながら子供たちの心を少しずつ引き寄せます。

デューク更家師匠が『シュンシュン声だしてや~』と言うと6年生の男の子が『シュン~・ホッ・シュン~・ホッ』と上手に声を出し、下級生を引っ張ります。

父兄の方々には、正しく歩くことの重要性を説明し、お家でも皆で続けてほしいと繰り返し教えていきます。

親が綺麗に歩けば子供も綺麗に歩けるようになるとデューク更家師匠は言います。

休憩中には子供たちに発疹・蕁麻疹が出た時の応急処置の仕方、鉛筆を使った心が強くなる方法も伝授。

最後は子供たちも背筋をピンと伸ばし歩き、保護者の方の足音も消え(綺麗に歩けると音がでません)見違えるように歩き、あっという間の1時間半は終了。

レッスンのお礼に小さな身体からは想像できないほど、元気いっぱいの大きな声での校歌斉唱と花束の最高のプレゼントにデューク更家師匠共々感動です。

全校生徒100名程の全員とデューク更家師匠はハイタッチをし、体育館をあとにしました。

福島県では放射能の影響で今年の暑い夏でもプールが使えない小学校が多く、外で遊ぶこともできない地域が多い中、ここ庭塚小学校は影響が少なく今年はプールも使えたそうです。

それでも我慢を強いられる生活をしている子供たちにデューク更家師匠は『今、我慢することで大人になると嫌なことから逃げない強い子供になる』と体育館にいた全員に伝えます。

『今はわからないかもしれないが、大きくなったときにそんなことを教えてくれたおっちゃんがいたな~と思いだしてくれれば嬉しいな。』とデューク更家師匠。

この日レッスンを受けた庭塚小学校の生徒・保護者の方々はウォーキングを通じて、沢山のことを教わった1時間半になったことでしょう。

デューク更家公認スタイリスト 猿倉和美