関節リウマチと生物学的製剤

関節リウマチの患者さんで、生物学的製剤の導入が決まった50代女性。

金銭的な負担は大きいので、高額療養費制度など使えるものはどんどん利用するように説明させてもらいました。

この患者さんは数年前から糖尿病が悪化し、専門医にフォローしてもらっているのですが、なかなか改善せずえーん

リウマチの治療でステロイド投与をしているので、その影響も否定はできません…。

ここ最近、リウマチ症状も悪くなってきており、生物学的製剤の導入を決断となりました。


これによってリウマチが改善してくれば、ステロイドを減量出来るので…その結果、糖尿病の方も改善してくれたらいいなと期待しています。


様々な薬剤がどんどん開発されており、選択の幅も広くなっています。
私が関わらせていただいた方は9割以上の確率で効果が得られており、生活の質が改善されたとおっしゃいます。
ペットボトルの蓋が開けられるようになった…こんな些細なことがどれだけありがたいことなのか…経験された方でなければ、なかなかわからないことですよね。


もちろんいいことだけではなく、免疫力の低下など日常生活でよりいっそう気をつけなくてはならないことも出てきます。
それでも自分で気をつけることの出来るものは、気をつけて…お薬の力で痛みなく生活できることは、ものすごいストレスの軽減にもつながります。


メリットとデメリットをきちんと比較し、自身にとって何が優先事項なのかをしっかり検討して、本人にとってメリットが大きければ、生物学的製剤の導入を検討する価値はあると個人的には感じています。


そしてもし導入を検討されている方がいらっしゃるならば…導入前に必要な生ワクチン接種は済ませること。


日本で一般的に実地されているワクチンの中で、生ワクチンなのは『風疹』『麻疹』『水痘』『おたふく』です。
もし接種を考えているならば、生物学的製剤導入前に接種を済ませてしまってくださいね。


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