関節リウマチとワクチン接種

今回の新型コロナに限らず、インフルエンザの予防接種の時もよく質問されます…
『私って免疫不全よね?』


当院、関節リウマチの患者さん多いです。
院長が専門医なので口笛


ちーがーうー!!!
この勘違い多いですびっくりびっくりびっくり


『不全』とは…
完全ではない、不完全、十分に機能してないなどの意味。


リウマチは、
なんらかの原因で免疫が過剰反応し、自身の関節を攻撃して破壊してしまう…簡単に言えばこんな病気。
免疫不全の逆で『免疫過多』な状態です…ショボーン


だから免疫作用を抑えて、自身の関節を破壊しないように『免疫抑制剤』を使用したりします。


意外と勘違いされてる方…高齢者中心にいらっしゃいますね。
私たちスタッフの説明で納得いただけないときは、医師に説明してもらって、理解していただきます。


大抵の予防接種の予診票には、
『免疫不全と診断されたことがある』という設問があるので、『免疫』という言葉に慌ててしまうのでしょうね。


今回のコロナワクチンも免疫不全の人は接種時は経過観察など要注意ですが、関節リウマチの人は一般の方と同じリスクで、現時点では特別な配慮は必要ないと日本リウマチ学会の見解なので安心してくださいウインク
(ただしリツキシマブ使用者は要注意)


お薬の飲み合わせや主治医によっては、免疫抑制剤がワクチンの効果を弱める可能性を懸念して、一時的に薬を中止したり、接種日と服薬日をずらしたりなどすることもあるかと思います。
ワクチン接種日が決まったら主治医に、接種注意事項などをちゃんと確認することはとても大切だと思いますよ照れ


これらの措置をとる医師も『薬を飲んでることで副作用を心配している』のではなく、『せっかくのワクチンの効果を弱めないために念のために…』ってお考えによるものなので、患者さんの症状や薬の量、飲み合わせで指示は違いますからね。


自身の症状を1番よく理解してくれている主治医の指示に従い、正しく服薬 &ワクチン接種することが大切ですおねがいおねがいおねがい


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