人はなにかしら欠けている いびつで歪んでいるから人間だからこそ私は私マイウェイ runas-fountain

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sarai runas-fountain最新作「炎の巫女/阿修羅王」そしてまた、どこかの時代で 全国書店・Amazon・楽天で発売中!

誰でも行ける!とらわれた世界から一歩踏み出すと新しい世界で新しい自分に会えるよ!sarai runas-fountain

『著作権は放棄しておりません。すべて「水月あす薫」に帰属します。
掲載の作品・記事等の転載・転用を禁じます』

 

けだるい身体のまま、ドアを開けると日の光がまぶしく私を刺す。
あの人は先に出ていったはず。何もなかったように職場に戻り、仕事をこなし、そして、あの人の大切な家庭に帰って行くはず。

 

そういえば、別れの挨拶をしなかった気がする。
いけないことと知りながら、私はあの人の会社に電話をする。

 

「〇〇カンパニーです」
女の声。
私は、あの人の名前を言い、呼んでほしいと頼む。


女は

「どのようなご関係ですか?外出していた時、会っていた方ですか?」
と、まるで私たちが関係でもあるように、話す。


「ち・・違います。誤解です!」
私はすぐに電話を切り、自分の車に乗り込んで走り出す。

 

 

 

どこをどう走ったのだろう。
うらぶれた街並み、知らない街。
見ると目の前に古いビルがある。

 

私は車を降りて、ビルの前に立つ。
男が出てきて、微笑みながら、「中へどうぞ」と導く。


知らない男に、知らないビルを案内され、ホールのような広い場所に連れていかれる。

 

たくさんの人が、白い服を着て、何かに向かって祈っている。
何の団体?

 

「失礼します」
男にそう告げて、帰ろうとする私。でも、迷路のようなその廊下は、どこが出口かわからない。

 

 

「一週間くらい泊まると、私たちの考えが理解できます」
引き留める男を振り切り、その迷路のような廊下を出口を探して歩き続ける。男はずっと、ついてくる。私は、どんどん、迷っていく。

 

 

「私、一人娘なので、両親が心配するから帰りたいのです」
そう言いつつ、私は逃げるのだが、ますます迷い、男はずっとついてくる。

 

 

男に付きまとわれ、いくつものドアを開けていくと、出口が・・・。
いや、2階だ。でも、ここから出るには。

 

私は、その2階の出口から飛び降りる。
「名前も知らないから、忘れる」と男の声。
「名前も知らないから、忘れてください」と飛び降りながら私は言う。

 

 


しかし
着地した、ここはどこだろう。
私は車を探すために歩き出した。


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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マイケル・ジャクソン

 

言わずと知れた、キング・オブ・ポップ

 

実は私、彼が亡くなり 映画「this is it」を観た時からのファン

 

つまり、昔からのファンに比べたら、にわかファン

 

 

今回の映画は、彼の生い立ち

 

ジャクソン5に始まり、父親からとの確執から、彼が離れるまでの物語

 

 

彼の幼少期は、普通ではない

 

まるでモーツァルト

 

天才であるが故、大人に利用されて、


本来一番大切な同年代とのコミュニケーションを学べなかった

 

つまり、友達がいない


友達を作る前から、スターでしかなかった

 

ある意味、天才であるが故の不幸

 

・・・・あまりにも痛々しくて、ほんとうに心が痛んだ

 

 

この孤独を、天才であるが故に、歩むしか道がなかった

 

マイケル役は、マイケルの実の甥、ジャファー・ジャクソン

 

 

そう、マイケルの妹で、マイケルと最も仲が良かったといわれている
ジャネット・ジャクソン

 

彼女は、この映画に存在していなかった
ジャネットから、丁寧な断りがはいったという

 

マイケルが亡くなった時、親族間で相続争いがあった
ジャネットは、その時、親族と縁を切った

 

その親族が、この映画にかかわっているから、と
まことしやかにささやかれている

 

マイケルジャクソン

 

永遠の天才よ

 

子供の頃から、ピーターパンのネヴァーランドに憧れ

 

 

いや、もしかしたら彼は、永遠の子供だったかもしれない

彼は、お金で手に入るものは何でも手に入った

 

 

しかし、お金で手に入らないものこそ、最も求めていたもの

 

結局、手に入れられたのか・・・・

 

To be continued

 

※ちなみに「Michael」はラテン語で「ミカエル」
大天使ミカエル セラフィム(熾天使)の名と
同じ 綴り である

 

 

 

荒木村重、日本史上、おまえほどの卑怯者はいない

 

自分の命と引き換えに、家族家臣、国民を守ったものは数多いる。

 

しかし、自分の命惜しさに、家族家臣国、すべてを捨てて自分だけ生きのびた者を、

 

おまえほどの卑怯者を私はしらない

 

by「豊臣兄弟」NHK大河ドラマ

 

 

 

 

今回の豊臣兄弟だけではなく、

 

岡田が演じた「軍師官兵衛」でも、逃げた村重、残された者の斬首、

 

さらに、村重はその後も生き続ける。

 

 

歴史は残酷だ。

 

ほんとうのことは、わからない。

 

 

だが、歴史上、荒木村重は、稀代の卑怯者として、歴史に残っている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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8年なんて、あっという間だね

 

きみに最期に会ったのは8年前の昨日だった
仕事から帰ってくると夕食ができていた
そのオカズがなんだったか、全く覚えていない

 

 

ただ、私は、あろうことか
「羽付き餃子が食べたかった」
などと、言ってしまった
きみは、少し怒り口調で
「明日、羽付き餃子、作ってやるよ」
と言い捨てた

 

そして2階に上がって行った

 

それが最期になるなんて、ドラマみたいな現実が待っているなんて、そんなこと、思いもよらずに

 

 

約束の羽付き餃子
とうとう食べれなかった
2日後の28日には、じいちゃんと三人で遠出する約束だったのに、果たされなかった

 

 

明日、何が起こるかわからない、なんて、当たり前に使う言葉だけど、
これほど痛烈に自分自身が体験するとは、想像すら出来なかった

 

 

 

じぃちゃんは、きみが帰らなくなってからも、認知症で何も覚えてないのに、
私の車を見ると、
「車で出かけないのか?」
と、何度も言っていたよ

 

 

そして、きみがいなくなって1年もたたずに倒れて入院した
その半年後、家族の誰のことも分からなくなって、きみを追いかけて逝ったよ

 

 

会えていますか?
28日に出かけられなかったこと、謝りましたか?

 

 

きみがいなくなって8年
じぃちゃんがきみを追いかけて逝って7年

 

 

月日は残酷に流れているのに、私の思いは変わらない
その変わらない思いを自ら受け入れて、今日も元気なふりして生き続けているよ

 

20260626


 

ビッグコミック連載の漫画「正直不動産」

 

 

封印された祠(石)を壊したため、その祟りで、「嘘がつけなくなった男」

 

長瀬 財地 が主人公

 

原作は愛読書のビッグコミックゆえ、読んでいました。

 

それが・・山Pの、地上波復帰一作目になるとは?!?!

 

 

 

11歳からデビューして、ドラマをはじめとして役者や、元J事務所のグループで歌ったり、ソロで別グループの亀梨と組んだ「青春アミーゴ」が大ヒットしたり、あんなにヒットしたのに、なぜか、紅白には出られなかったり。
(J事務所、当時人気グループが多く、出場制限があったとか、なかったとか?????)

 

 

一方、相棒の月下、福原遥は、6歳で子役でデビュー
様々な役柄を体験するが、この「正直不動産」第一シリーズで爪痕を残し
、続いてNHK朝ドラ「舞い上がれ」の主役や大河ドラマ「べらぼう」で花魁役など、個性的な役柄を次々とこなし「正直不動産」気が付けば第二シリーズへ。

 

 

 

この二人が主役なのに、恋人同士ではなく、あくまで「先輩・後輩」
長瀬にはアメリカ出張中の恋人アリの設定

 

キャストは、草刈正雄・大地真央・ディーン・フジオカ・市原隼人をはじめ、主役級がずらり


今期の朝ドラ「風・薫る」の主役、見上愛もいるし、何より
あの「山崎努」が出演している

 

 

なぜかアメリカロケから始まり、山Pは得意の英語を披露

 

嘘がつけない登坂不動産山Pの長瀬と、個人の不動産ブローカー市原隼人の桐山との仕事を超えた、友情と、考えられないほど、お客様を優先した大規模な案件


それに絡む、ディーンフジオカの敵対するミネルヴァ不動産の思惑

 

 

さらにカスタマーファーストの月下が出逢う、夢を追いかける幼馴染


かつて、ライヤー長瀬と呼ばれて、息を吐くように嘘を言っていた長瀬に騙された客である幼馴染を、助けようと奮闘する

 

そして、最後は、首をかけた長瀬と・・・

 

 

 

 

原作漫画は、まだ続いている

 

映像作品は、これで終わりかな

 

嘘のつけない長瀬財地の日常は、まだまだ、続いている


きっと、今日も

長瀬と月下は、お客様のために奔走しているのだろうな

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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「愛の糸」は、2015初出版の「虹を紡ぐ人びと」の原作です

 

当時、もともとSFがメインの私はスランプで、SFが書けなくて悩んでいました


でも、何かは書かなければ、と、ひとつのネタから書き始めました

「母親に会ったことが一度もない少年が不登校になった・・・・ことから、始まった、話」

 

当初2006年に「嵯峨叔且(さが としかつ)の悩み」という題名で一話を書き、全体の題名も決めず、話がどう進むかも考えませんでした

 

一人一人の登場人物の気持ちで、話はどうなるのか、ふと、やってみたことのない手法で、書いてみようか、と

二話の「森弥香苗の迷い」から、やってみようか、と思いつきました

 

さらに二話を書いたら、その中で、佳苗の友人の三角茉莉が登場し、「うちの菜々緒も不登校・・・」と言い出す始末

 

そこから、茉莉と菜々緒の話になり、と膨らんでいきました
正直、ラストがどうなるか、全くわかりませんでした。

 

2015の出版時、出版社から、題名の変更と、登場人物の名前を読みやすくする、わかりやしくするように、とのことで、名前を変更しました

 

嵯峨叔且(さが としかつ)⇒佐賀俊克


森弥香苗(もりやかなえ)⇒森谷佳苗

 

嵯峨桐代(さがきりよ)⇒佐賀霧代

 

三角茉莉(みづのまり)⇒水野麻里


三角菜々緒(みづのななお)⇒水野菜々緒

 

嵯峨誉次郎(さがもとじろう)⇒佐賀元次郎

 

森弥拓真(もりやたくま)⇒森谷拓真


森弥露海(もりやろみ)⇒森谷瑠美(もりやるみ)


森弥倖乃(もりやさちの)⇒森谷サチノ

 

柏倉康寛(かしわぐらやすひろ)⇒柏倉康寛

 

嵯峨玲王(さがれお)⇒佐賀玲王

 

 

 

 

 

 

作品の題名は、いくつかの候補から 友人のAさんから選んでもらった

 

「虹を紡ぐ人びと」

 

 

となりましたが、さらに友人のBさんが「人々」を「人びと」にした方がよい、とのアドバイスから、「人びと」になりました

 

 

また最後の章「玲王・愛の糸」は、書籍では

「玲王・縁(えにし)の糸」
に変更となっています

 

 

また、内容としては、出版社から
①「佐賀霧代の不安」の中で、二階の俊克と玲王の様子を書いた方が良い、と言われ、霧代に様子をうかがわせるようにして、俊克と玲王の会話を入れました。

 

 

②「水野菜々緒の屈折」も、玲王と菜々緒の会話をもっと入れて内容を濃くしてほしい、と言われました。

この2点、書き始めたら、するすると出てきて、違和感なく書けました。

 


おそらく、書いてなかっただけで、私の中には、その様子は、初めからあったのでしょう。

 

 

こうして、2006年に書かれた「愛の糸」は、「虹を紡ぐ人びと」として2015年に出版されました。

 

国立国会図書館をはじめ、5つの図書館にありますが、本書は完売してしまい、今は手に入りません。

 

もう、手に入ることのない書籍なので、今回原作をアップしました

 

不思議ですね

SFにこだわっていた私が、SFじゃないものも書けた、と驚いた作品

 

 

存外、SFは特殊で好き嫌いがあるにもかかわらず、この作品は、男女問わず、読んでいただけたので、感謝のみです

 

何度も生まれるような作品ではありませんが、SFだけではなく、いろいろ書いてみようと思えた作品でした

 

長い間、お読みいただき、ありがとうございました<m(__)m>

 

 

 

(ちなみ、「飛鳥薫」というペンネームを長く使っていた私に、出版社が、その名前ではダメだ、と言ってきました。理由は、わかりません。


さんざん悩んで、たくさんの候補を出し「水月あす薫(みずきあすか)」という、読めない名前が生まれました)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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「それからね、拓真は佳苗さんと結婚する事を選んだの。
選んだ時に玲王くんを受け入れる覚悟もきめてね。

でも、なかなか佳苗さんは、付き合うことも承知してくれなくてね、
結局結婚したのは、四年前。
拓真が大学を卒業してから、三年も経ってたわ。」


 「結婚する前から、もう俺と会う時のことを考えてたの?」

「そうよ。結婚が決まった時、私も嬉しかった。」

「どうして?俺みたいな子供がいるのに?」

祥乃(さちの)は微笑んで、玲王の手を握った。


 「えぇ。だって、娘が出来たのよ、それから孫まで。」

「孫って・・・?」


 「私は子供は生めなかった。
でもね、拓真という息子に恵まれ、
佳苗さんと結婚する事によって、娘が出来たの。
娘の子供は孫でしょ。

玲王くんは、拓真が佳苗さんと結婚した時から、私の孫になったの。
だから、ずっと会いたかった。

私の孫に、会いたかったの。」



玲王は、目頭が熱くなるのを感じた。
今までの人生の中で、これほど人に愛されていると感じたのは初めてだった。

 

 



「お正月も行ったんだ。
星が綺麗でね、手が届きそうなくらいに近くにあるんだ。」


「いいなあ。玲王くん。
うちはパパとママと三人家族でしょ。
玲王くんには、おとうさんのいる家のほかに、おかあさんや妹や拓真さんや、もう一人おばあちゃんもいるんだね。

私、玲王くんと結婚しようかな。
そしたら、その田舎にも行けるんだよね?」

「な・・・何言い出すんだよ!」


玲王は、子供のくせに、と思いながら、またチラッと奈々緒の胸のふくらみに目がいき、すぐ横を向いた。


 「ちょっと、変なとこ見たでしょ!」

「見・・・見てないよ!」


玲王は必死で否定しながら、今度拓真の田舎に行った時は、
祥乃を『おばあちゃん』と呼んでみようかと、そんな考えが浮かんでいた。




二〇〇六年平成十八年六月十八日(日)          おわり

 

長いお話、最後まで読んでくださり、ありがとうございました<m(__)m>

愛の糸 #43こちらから
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市村(正親)さん、高橋一生と共演出来てよかったね

 

SF的に考えると、障子に頭をぶつけた時

魂がまた入れ替わり、

 

「ここに生まれて良かった」と言った英人は

本来2012年に亡くなったのだから、

 

本来の未来に繋がった訳だ

byリボーン最後のヒーロー(英雄 ヒデオ)

 

 

 

 

かつてバラエティで、高橋一生と共演したい、と頭を下げた市村さん

 

今回は、魂が入れ替わる、二役を演じる高橋一生と共演できたんだ

きっと、感無量でしょうね

 

 

そう、高橋一生演じる、魂の入れ替わった「英人」と「根尾光誠」

根尾光誠は2026年2月、誰かに突き落とされて階段から落ちる
それを、英人の父親が受け止める
おそらく「死んだ」と思った

 

 

ところが、2012年に亡くなった「英人」の体に魂が乗り移り、英人は死なず、根尾光誠の魂のまま。下町の、あかり商店街の「英人」として生きる

 

2026年までの未来を知っている英人は、先々を見通し、さらに、あかり商店街の人々と、英人として尽力していく

 

 

そして運命の2026年2月、権力によって上り詰め、誰も信じられず、孤独な根尾光誠と、現場である神社で対峙する

 

同じ魂で、二人の体になっていると思っていた「英人」
だが、「根尾光誠」の魂は「英人」が乗り移り、
つまり、二人の魂は、入れ替わっていた

 

 

誰から突き落とされたわけではなく、自ら階段に身を投げる根尾光誠(魂は英人)
その体を受け止める「英人」の父
話を聞いていたのか、父は「二人が似てるから、こうなちゃったのかな」
「つらかったな」と根尾光誠(魂が英人)に話しかける

 

死んだと思っていた未来は、命が繋がれた未来だった

 

その後、英人が障子で頭を打つ場面があり、


ナレーションで、高橋一生の声で
「神様は帳尻合わせを・・・」と流れ


英人は「今日はいいことがありすぎた」とつぶやく

 

 

 

 

 

 

時が流れ、あかり商店街の人々が、英人の父のもとに集う中、
英人の恋人さらさは、赤ん坊を抱いている


「ヒデオ(英雄?ヒーロー?)]と子供を呼び

仏壇には「英人」の写真が・・・・

 

 

というラスト
ーーー

 

 

SF的にいうと、私の見解は、当初の通り

 

SF的に考えると、障子に頭をぶつけた時

魂がまた入れ替わり、

 

「ここに生まれて良かった」と言った英人は

本来2012年に亡くなったのだから、

 

本来の未来に繋がった訳だ

 

観賞された方々は、どのように感じられたでしょうか

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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卒業式当日は、義母の祥乃も上京してきた。
拓真は、祥乃に会わせたい人がいると言い、さらに会った時に何も言わずに座っていて欲しいと頼んだ。
拓真はあらかじめ、義母が出てくる事を佳苗に隠して、卒業で仕事も辞めるので、会って欲しいと頼んでいたのだ。



かくして佳苗がやって来た。
佳苗はかなり驚いている様子だったが、祥乃は拓真に言われたとおり、挨拶の後は黙って座っていた。


佳苗はお決まりのお祝いをのべると、あとは軽い世間話をした。
そして、食事をすませると、そそくさと帰ろうとした。
拓真は佳苗の帰り際、祥乃を残して佳苗を店の出口まで送り、さらにまた会ってくれるよう頼んだ。
佳苗は困ったように、ため息を何度かついて、ようやく約束してくれた。





 「どう?彼女。」

席に戻った拓真は、祥乃の顔色を伺いながら、そう聞いた。


 「拓真が選んだ人なら、義母さんは誰でもいいわ。
 結婚するつもりなの?」

「いや、まだ付き合ってもいない。」

さすがの祥乃も、あきれて物が言えないという顔をした。


拓真は佳苗と会った時から、義父が亡くなって東京に帰った時の出来事、今までの事を祥乃に話した。



 「で、その晩は、あったの?」

祥乃は身を乗り出して興味津々のまなざしを拓真に向けた。


 「そういうこと、普通聞く?」

「だって、大事な事じゃない。
それに、私は母親であり、父親のかわりでもある訳だし、聞きずらい事も聞かないとね。」


 「・・・それはいいとして、彼女と付き合って、いずれ結婚したいんだ。」

祥乃は拓真の眼をじっと見つめた。

「覚悟はあるの?」

拓真の眼が泳いだ。


「佳苗さんの過去を丸ごと引き受ける覚悟はあるの?
佳苗さんは、簡単には付き合うことも結婚も承諾しないわね。
それだけ重い過去を背負ってるのよ。
今も、会えない自分の子供が生きて、どこかで育っている。
それを忘れられるはずがない。
それに、いつかその子供と再会する時が来るかもしれない。
その時その子をきちんと受け入れられる器が、拓真にあるの?」


 「そ・・・それは・・・。」

「よ~く考えなさい。
そして、それでも佳苗さんが良いなら、お義母さんは反対しない。
拓真の、自分の意志で決めなさい。」

 

愛の糸 #44 へ続く

愛の糸 #42こちらから
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広い畳の部屋が続き、奥の仏間に祥乃(さちの)は一人座っていた。
なにかしら、仏壇に話しかけている様子だった。

玲王(れお)がどうしたものか、迷いながらたたずんでいると、祥乃が気配に気づいたのか、振り向いた。



 「あら、玲王くん。立ってないでいらっしゃい。
今、拓真のお義父さんに、玲王くんの事、報告してたのよ。」


玲王が祥乃の隣に座ると、祥乃は玲王の手を取った。

「会いかったわ、本当に。やっと会えたのね。」


 「・・・俺に会いたかったの?どうして?
伯母さんと俺は・・・。」

「他人よ。そう言いたいんでしょ。
でも、拓真だって他人なのよ。血の繋がりが無いんだから。」


 「でも、拓真さんは・・・。」

「同じよ。同じなの。
でもね、血じゃなくて、もっと違うもので繫がっているのよ。
拓真も、玲王くんも。」


祥乃は拓真が佳苗と結婚するまでのいきさつを話し始めた。

「二人の馴れ初めはね・・・。」

 

 





拓真と佳苗は拓真が大学三年の時、新しいアルバイト先で知り合った。
その時拓真は二十歳。佳苗は三つ年上の二十三歳。
その会社の正社員で、拓真にいろいろと仕事を教えたり、指示をしたりする関係だった。


アルバイトではあったが、忘年会や新年会、歓迎会や送別会といった席には誘われる事が多く、佳苗とは少しずつ近づいていった。


翌年就職も決まり、来春にはこの会社を去るのだ、と思った時、拓真は初めて佳苗を女として意識した。


とは言っても、佳苗は入社三年目のベテラン社員。
年も上だし、拓真を男と見てくれているとは考えにくかった。



年が明けて卒業が近づいても、拓真は佳苗に何も言い出せずにいた。
ところがそんな拓真に義父が危篤の知らせが入り、そのまま拓真は実家に帰り、十日間ほどアルバイトを休んだ。



拓真がアルバイトに復帰した日、拓真は佳苗に飲みに誘われた。
二人きりで飲みに行くのは、初めてだった。



佳苗は努めて明るく振舞い、食事の場を盛り上げた。
しかし、二軒目のショットバーで、アルコールの量が増えてくると、とたんに泣き始めた。
泣き上戸だったのかと、拓真は改めて驚いた。



しかし、泣きながら話す佳苗の話は、佳苗の出生や家族の過去にまつわる話だった。
拓真は初めて、佳苗の壮絶な過去を知った。

よくよく考えてみれば、佳苗は自分と同じように、肉親を失った拓真を元気付けようと飲みに誘ったのかもしれない。
だが、いつの間にか飲みすぎてしまい、つい自分の過去を話してしまったのだろう。

 



翌朝拓真が自分のアパートで目覚めると、テーブルに書置きがあった。

「お世話になりました。ごめんなさい。」

佳苗からだった。

夕べ、したたかに飲んだ佳苗は、自分の家すらまともに話す事ができず、仕方なく拓真は、拓真のアパートの拓真のベッドに泊めたのだ。


おそらく、佳苗は知らない部屋のベッドで目が覚め、拓真が横で眠っているのを見て驚き、あわてて帰ったのだろう。


こういう場合、ごめんなさい、は男のセリフではないのか?
と拓真はいぶかったが、かなり微妙な展開ではあった。




だが、その日のアルバイト先での佳苗は、まるで何も無かったように振舞っていた。
そして、そのまま拓真の大学の卒業式が来た。

 

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愛の糸 最初からは、こちら
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虹を紡ぐ人びと・千に咲く・白龍抄・ミチビキビトⅠ逝導師佐鴈・ミチビキビトⅡヒカリオン・駒草コマクサ・炎の巫女阿修羅王

 

そして、またどこかの時代で

 

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