大人とは

大きい人と書くのだが

その大人の定義は何だろう

 

お酒が飲める年齢になったこと?

選挙権を持てる年齢になったら?

女の子が女の人になり

男の子が男の人になり

分別ができるようになり 理性的になるなど

 

いわゆる

世間の人から見ても 常識的で

自分の行動に責任をとることができ

きちんと世渡りをしていけるようになったら

それを大人と理解されているように思う

 

しかしこの定義には

心の発達は含まれていない

殆どの基準は 常識としてという形の中に括られるが

身も心も

成熟した 豊潤な大人でいたいものだ

 

自分の生きた人生を

酸いも甘いも 成功も失敗も 

誉れも恥も 

冷静に 客観的に受け止められる大人は少ない

 

自分が受けた心の傷やトラウマを

潜在意識の奥に押し込んで

観ないようにフタをする生き方

 

素直になれなくて

意地とプライドが邪魔をすると

なかなか人は穏やかになれなくなる

 

溢れるイライラは

いろんな形になって顕れ

それが出尽くすことはないのだ

 

イライラの対象はホントはその対象には無く

自分の中にあるのだということを

知っている人はどれくらいいるだろう

 

自分を受け入れること

情けない部分も強い自分も

全部神から授かったものだ

 

神の子として

どれくらいの愛をもらって生まれてきたか

本当にそれに気付いたら

 

もうきっと

あの腹立ちは無くなっていく

 

牙が抜かれた獅子や虎は

嫌いだろうか

角のない獣は 

カッコ悪いだろうか

 

私は

勇気あるものとして

もっと神から讃えられるような気がする

 

今世

気付くために戻ってきた人は

きちんとその答えを出して

ホントに立派な大人を生き抜いてほしい

 

神が大好きになる人は

それはどんな人かなと

私は 時々語りかけてみる