みーくが消えました

昨晩のことです

帰ってくると にゃ~んと出迎えてくれるはずの子が

きませんでした


どんなに遊んでいようと

夜9時の門限だけは破ったことのない

箱入り娘のみーくです


なのに・・・


寝る前 深夜 明け方

呼んでも帰ってきません

朝には広い車の通りの多い道まで

いやな予感を感じながら探してみましたが

見つかりませんでした



が・・・


あれ? !!


猫の声??

小さいけれど猫の声

家の裏手の林の中から聞こえます 


にゃ~ん  にゃ~ん  にゃ~ん ・・・


枯れかけた声ですが

誰かを呼んでいる声

捨て猫のような 助けを求めている声


高い桜の木のかなり上のほうに

座った格好のみーくがいました



みーく!!


にゃ~ん


ずっとそこにいたの!?


にゃ~ん


こわかったよね;;


にゃ~ん


降りといで


にゃ~ん


・・・・


にゃ~ん



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そう

降りられないから そこにいるんです

何を言ってもこっちを見つめて鳴くばかり

座ったまま 立つこともむずかしい様子でした


はしごがかけられ 救出されて

みーくの行方不明事件は 解決となりました


助けられたみーくは

体がこわばっていたのかな

よく動けないようで 痩せて見えて

哀れな様子でした


抱っこされるのが嫌いなくせに

わたしが抱っこしていても嫌がりもせず

一言も口をききませんでした


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高いところが好きな猫

木の上から 「えへへ、ここまでおいで~w」って感じで

勝ち誇った表情をみせる猫

杉の木に登ったときは

かなりの高さから走り降りてきたのに

どうして今回は降りられなくなっちゃったのか

わかりません


降りるに降りられず

木の上で助けてもらえるのを待つ猫って

情けなくて 不憫です


よく一晩落ちることなく木の上で眠ったなぁと感心しています

いっそ誤って落ちていたら

持ち前の運動能力(?)で 

無事に帰ってこられただろうなぁとも思いました


あんなことがあったので

きっと高所恐怖症にでもなっているんじゃないかと心配しましたが

お気に入りの洋服ダンスの上の定位置で

優雅にまどろむ みーくでした ネコ