こんにちは、Sarahです。
 

大手住宅メーカー勤務の

インテリアコーディネーターです。

 

住空間を通して

人を幸せにすることが

インテリアコーディネーターの責務です。

 

インテリアに興味があり、

自宅を自らの手でおしゃれにしたいと思う方に

手に入れておくと役にたつ基本的なセオリー(理論)をご紹介します。


水辺の深呼吸(星のや京都)



早朝の青空。
凛とした空気感に満たされています。

屋外で寝転ぶことも
空をのんびりと眺めることも非日常の体験です。

旅は非日常と感動の連続で構成されています。

星のや京都 奥の庭

朝のアクティビティ『水辺の深呼吸』
呼吸法を重視したストレッチ体操を
12月の冷たい空気の中で行いました。
枯山水を模した庭には、紅葉が華やかに
敷かれています。

昨夜、いつもより多くお酒を呑みました。
お腹だけでなく、心の奥底深くまで
満たされた気持ちになりました。

悪酔することも、二日酔いもなく、
爽やかな目覚めを迎えられたのは、
夕食の後、広い施設内を散策している間に
心身が浄化されたのではないかと
都合良く理解しました。

まさに錦繍の様。

coordinator’s eye 

色鮮やかな、さざんかの花。
自然の色は、どんな色でも違和感なく
組み合わせが可能てす。
さざんかのピンクは、この場面では空間を
引き締めるアクセントカラーの役割を担っています。

インテリアも同じです。
自然に在る色同士の組み合わせには、
失敗はありません。
分量とバランスを調整すれば、センスの良い
空間を作ることができます。

黄紅葉がふんわりと敷かれた地面や木の枝を
背景色として、さざんかの瑞々しい濃い緑と
差し色のフューシャピンクが効いています。

自然が持つセンスの素晴らしさに学ぶことは
たくさんあります。

部屋に戻ると朝鍋の準備ができていました。

京野菜と生麩、お餅を出汁がしっかり効いた
つゆでいただきます。
金時人参が色通りの濃い味でした。
人参は大抵オレンジ色のイメージですが
金時人参は鮮やかな赤、深い赤です。

朝はバーからサロンに変わる蔵サロンで、今日
珈琲とお菓子をいただきました。

チェックアウトまでの時間を
飽きることなく、急かされることもなく
濃密な時間を過ごすことが出来ました。

今回の旅の目的であるインテリア探訪は、
ほぼ達成できました。
新幹線の時間まで、ノープランのまま
嵐山の奥座敷にある水辺の私邸『星のや京都』を
後にしました。

紅葉のまだ少し残る樹々たちに見送られて。