こんにちは、Sarahです。

大手住宅メーカー勤務の

インテリアコーディネーターです。

 

住空間を通して

人を幸せにすることが

インテリアコーディネーターの責務です。


インテリアに興味があり、

自宅を自らの手でおしゃれにしたいと思う方に

手に入れておくと役にたつ基本的なセオリー(理論)をご紹介します。


『スターバックス リザーブ ロースタリー  東京』に

見る日本を表すインテリア


今年2月にオープンした中目黒にある店舗、

『スターバックス リザーブ ロースタリー 東京』

ようやく行くことができました。


オープンから日が経っているにも関わらず、

今でも週末には整理券が発行されるほどの

人気店です。


冷たい雨が降る中、午前9時半過ぎ、

お店に到着しました。

設計:隈研吾建築都市設計事務所


入り口近くに吊り下げられたオブジェ群。


折り紙をモチーフにした天井。


ショップで販売されている折り紙モチーフの

コースター。


折り紙だけでなく、日本のイメージが
いたるところに散りばめられています。
折り紙モチーフの壁

不規則に折りたたまれたプリーツのような壁

カウンターにも和のテイストが散りばめられて。

階段下のディスプレイにもこだわりが。

coordinator‘s eye


外観のイメージをそのまま内部空間(インテリア)

にも取り入れています。


普段見慣れている店舗との一番の違いは、

目黒川を臨む大きな窓からの陽光、自然の光を

豊かに取り込んでいるところです。


光を受け止める壁も、外部と同じ優しい色合いの

木がふんだんに使われています。

この日は、冷たい雨の降るグレー1色の景色にも

関わらず、店内はふんわりと明るく、

温かい色合いのダウンライト照明と相まって

心地よい空間が作られていました。


店内壁面のデザインは、バリエーション豊かに

階によって変えられています。

特に、人の目が止まりやすい階段には、

アート代わりに趣向を凝らした壁が次々と

現れるため、飽きることはありません。


4階まではエレベーターを使わず、楽しみながら

階段を上り下りすることをお勧めします。


折り紙モチーフのマグカップで作られた壁

アトランダムで規則性のない並べ方はが秀逸。


壁一面に並べられたのは、

リザーブ店舗で飲み物と一緒に手渡されるカード。


数枚を組み合わせて、小さなフレームに入れると

アートになります。

手作りのアートも素敵です。


コッパーブラウンが美しい。
店内で一番、目を引く壁です。
光を受けて、銅板に施された柄が際立ちます。

目黒川を覆い尽くす桜の花をイメージした
この焙煎釜は、機能を有したアートです。

桜の無い季節に桜を想う。
粋な計らいは日本人の美意識そのもの。
日本に住まうことを誇りに思える室礼(しつらい)
です。