こんにちは、Sarahです。
 

大手住宅メーカー勤務の

インテリアコーディネーターです。

 

住空間を通して

人を幸せにすることが

インテリアコーディネーターの責務です。

 

インテリアに興味があり、

自宅を自らの手でおしゃれにしたいと思う方に

手に入れておくと役にたつ基本的なセオリー(理論)をご紹介します。


星のや京都ダイニングで愉しむ『あてなよる』


酒の肴(さかな)のことを日本人は愛情を込め、

あてと呼ぶ。酒にあてがうもの、酒を引き立てて

くれる伴奏者。


〜NHK BSプレミアム『あてなよる』より


『あてなよる』は、料理研究家・大原千鶴さんが

つくるあてソムリエ・若林英司さんが選ぶとの

マリアージュを見て楽しむ大人のための

エンターテインメント番組です。


今回、星のや京都ダイニングで

『あてなよる』の世界観を体験することが

できました。



ゴールドと黒は、どのようなシーンでも

相性が良いと思います。



先付から始まり水菓子まで全部で9品

写真は先付に次いで出された八寸です。

『雪待月の肴核』

器の下に敷かれているのは、さざんかの花。


眼福と口福を満たしてくれる一皿です。
左手前の百合根玉雪
Lily  root  snow  ball cake
英語表記も合わせて読むと理解が深まります。

料理とのマリアージュを楽しむために
ワイン3種と日本酒4種のコースをセレクト。
八寸とともに供されたのは
嵯峨酒 純米大吟醸と白木久の二種類。

5時半からスタートした夕食が終わったのは、
8時半過ぎ。
食前酒の日本酒『稼ぎ頭』からスタートし、
時間をかけてリアルあてなよるを堪能しました。

向附
カワハギの変わり造里

カワハギの繊細な味を引き立てる
イタリア産の白ワイン
ラ・ペルゴラ・ピオコーラとともに。

まさに至福のひととき。

夕食の後、ライブラリーラウンジに立ち寄り、
空中茶室で嵐山の研ぎ澄まされた冷たい空気に
触れた後、枕香づくりを楽しみました。

友人が作った枕香です。
彼女は、私の分だけでなく、
ラウンジにいた外国人の方にも作り方を
レクチャーしていました。

Salon&Bar蔵のBar Timeに向かいます。

石段に舞い散る紅葉のさりげない置き方に
これは、人の手を介したものなのか、
自然がもつセンスの良さなのかを考えながら
石段を登って行きます。

色合いも間隔もバランスよく散りばめられています。できるだけ、踏み散らさないよう慎重に歩きました。



この時点で、すでに日本酒とワインを合わせて8種類
呑みましたが、どうしても蔵バーのインテリアに
興味があり、出かけて行きました。

蔵の名残りを生かしたデザインです。
天井が高く、しっかりとした梁が高い位置に
かけられています。
壁は昔ながらの塗り壁、ざらっとした質感です。

壁際にソファ、中央にダイニングテーブル、
ライトアップされた棚板の前にはバーカウンター。
10人ぐらいがゆったりと座れるスペースです。

音楽もなく、ただひたすら静かな空間に
氷がグラスに触れる音だけが、響きます。

テレビも音楽もない、音のない世界。
これもまた非日常です。


部屋に戻ると、おやつが用意されていました。

coordinator’s eye 

ソファの脇にセットされた小さなカフェテーブル。
1人分のコーヒーとお菓子を置くのに、
ちょうど良い大きさです。
小さくて軽いため、思い通りの位置に移動させる
ことができます。
この、敢えてセンターテーブルを置かない選択は、
ソファの前に余白が取れるため、自宅のリビング
でもお勧めです。

さて、長い1日が終わりました。
明日の朝は、アクティビティ水辺の深呼吸から
スタートです。