こんにちは、Sarahです。

大手住宅メーカー勤務の

インテリアコーディネーターです。

 

住空間を通して


人を幸せにすることが

インテリアコーディネーターの責務です。


 インテリアに興味があり、

自宅を自らの手でおしゃれにしたいと思う方に

手に入れておくと役にたつ基本的なセオリー(理論)をご紹介します。


世界はほしいものにあふれている

〜デンマーク×家具〜

ソファに置かれているクッションの重要性


デザイン王国デンマーク

コペンハーゲンにあるニューハウンの街並み

カラフルな色遣いですが、規則性があって美しい。


イメージ画像


NHK総合テレビで5日10時30分から

放映された番組

『世界はほしいモノにあふれている

最新北欧のインテリアを探す旅#デンマーク』


今回はデンマーク🇩🇰で毎年5月に開催される

デザインの祭典『3days of design 』の紹介が

主たるテーマでした。


初夏のデンマークは柔らかい光にあふれています。

そんな中で150を超えるブランドが新作を発表する

3日間のイベントは、デザインを巡る最新の哲学に

触れることができる、この上なく魅力的なイベント

です。


最新北欧デザインのトレンドを教えてくれる

ナビゲーターは、大手インテリアセレクトショップ

ACTUS(アクタス)の野口さん。

敏腕バイヤーとして紹介されています。


北欧インテリアは、根強い支持者を持つ

色褪せることのないインテリアスタイルです。

国内のセレクトショップで北欧インテリアを

探す時、一番頼りになるのがACTUS(アクタス)

だと思います。


野口さんが紹介してくれたブランド『FRAMA 』

アート性の高いオブジェのような家具を提案

しています。アーティスティックな家具は

敷居が高く、なかなか受け入れられにくい

イメージがありますが、空間にほんの少しだけ

加えることで、よりストイックで洗練された

インテリアを作ることができます。

ただ、機能的かと聞かれると肯定はできません。


今回一番惹かれたのが、創業120周年を迎える

老舗ソファブランド『eilersen』

馬車作りのノウハウを生かした丈夫なフレームと

快適な座り心地の良さが定評のブランドです。

こだわりぬいたマットは、比重の違う2種類の

ウレタンフォームの上にダウン100%を重ねた

三重構造になっています。


座り心地の説明で包み込まれるようなという

表現がありますが、この感覚を共有するのは

難しいと思います。

座った時、ふわっと優しい感触、

ファーストタッチは身体が沈み込んで

立ち上がれないほど柔らかいとは、全く別物です。


座った瞬間に感じる柔らかさに加え、

しっかりと身体を支えてくれる適度な反発、

その絶妙なバランスが大切です。

『eilersen』の社長が本当に快適な座り心地は、

座っていることそのものを意識させないソファだ 

と話していました。

少し難しい表現だと私は感じました。

座るのではなく、違和感なく身体を預ける状態を

指すのでしょうか?

体感してみたいと思いました。


野口さんのソファ講座でソファを選ぶ時の

2つのポイントをご紹介させていただきます。

ソファを選ぶ時の参考にしてください。


1.マットの端の座り心地をチェック!


2.クッションで居心地良く!



クッションはお飾りではない。

ソファに座って、くつろぐためには

手の位置を決めてあげることが大切。

クッションが、最終的なソファの上の居心地を

作るときにとても重要な役割を担っていることを

心に留めてほしい。


身長が150cmの人も190cmの人も家族であれば

同じ道具としてソファを使うことになる。

クッションを使って自分に合った座り心地を

探すことがとても大切。と野口さん。


すとんと納得しました。

クッションにもたれかかるよりも

膝の上に置いたり、抱えたりして過ごすのは、

無意識のうちに手の位置を探していたのですね。

正に腑に落ちました。


もちろん、機能的なものであると同時に

差し色であったり、その人を表す個性などを

表現することも大切なクッションの役割です。


これからはソファ選びの際、クッションの

大切さ、重要性をもっとお客様にお伝えして

いきたいと思います。


最後に裏話を1つ。

フレームは頑丈に作られていても

マットは、経年劣化をします。

劣化のスピードは、座る人の体重と座り方に

よって変わるとメーカーの方から伺いました。


膝の裏に筋肉がなく、体重を支えきれずに

勢いよくドスン!と座る癖のある人は、

マットが傷みやすいので気をつけてください。