こんにちは、Sarah(さら)です。

 

大手住宅メーカー勤務の

インテリアコーディネーターです。

 

住空間を通して

人を幸せにすることが

インテリアコーディネーターの責務です。

 

インテリアに興味があり、

自宅を自らの手でおしゃれにしたいと思う方に

手に入れておくと役にたつ基本的なセオリー(理論)をご紹介します。

 

〜インテリア探訪(銀座シックス編)〜


身近にアートと触れ合える豊かな生活を提案する。


銀座シックスという商業施設のコンセプトです。

その言葉を具現化したものが、森美術館監修の

2階吹抜けを彩るオブジェです。

アートインスタレーションとも呼びます。


他にも銀座シックスの館内には、さりげなく、

国内外の現代アートが、散りばめられています。


その中でも特に人の目を惹くのが、

この巨大な空間を自在に使ったアート作品です。


オープンから3年目、現在の展示は4作目、

タイトルは『6つの船』塩田千春の作品です。

(2019.2.27-2019.10.31予定)


最大で全長5mの6隻の船が

銀座の『記憶の海』に漕ぎ出している様子を

表しているダイナミックで、力強い作品です。


眺める階で、作品の見え方も変わります。

吹抜け展示独特の面白さです。


どの階にも必ず、立ち止まって作品を眺めたり、

写真におさめたりしている人がいます。

まさに美術館の様です。


入場券も待ち時間も必要のない美術館。


オープン当時の作品は草間彌生の『南瓜』

(2017.4.20-2018.3.21) 


その当時、メディアでもよく紹介されていたので、

記憶に残っている方も多いのではないでしょうか?

私の周りでも好みの分かれる草間作品ですが、

このインパクトあるオブジェで草間彌生を認知した

方は、多いと思います。


草間彌生作品で頻繁に使われているのは、

ドット(水玉)柄とネット(網)柄。

モチーフはカボチャが有名です。


先週放送された

TBSマツコの知らない世界

『買える!現代アートの世界』の中でも

草間彌生の作品が紹介されていました。

もちろん、簡単に買えるものではないですが…


2年目の作品がこのフラッグ。

フランス人デザイナー、

ダニエル・ビュレン『work in situ』

(2018.4.2-2018.10.31)

フラッグアート作品です。

赤と青1500枚の旗で構成されています。

草間彌生に比べると多少、大人しく感じられます。


続く3作目は、

ニコラ・ビュク

『Fantastic Gift』

冬の王国と夏の王国の物語

(2018.11.12-2019.2.20)

クリスマスプロモーションの一環として

展示されたアート作品です。

テーマは『ギフト』

写真を撮り忘れてしまったので、興味のある方は、

銀座シックスのサイトで確認してください。

大きな『光るゾウ』を中心にしたオブジェです。


日常生活の中で、臆することなく、身近に

アートと触れ合い、何かを感じることができる

銀座シックスのアートインスタレーション

その楽しみ方を少しだけアドバイスします。


まずは、目に飛び込んできた作品を好きか嫌いか、

瞬時にジャッジします。


少しでも心に引っ掛かるものは、好き嫌いの対象

として認知されます。

何も目に入らなかった場合は、対象外です。

そのままスルーしてください。


次に嫌いだと判断した場合は、なぜ嫌いなのかを

少し立ち止まって考えてください。

明確な理由が見つからなくても、大丈夫。

心に引っ掛かったものが、何かざらっとしたもの

だとしても、心が動いたことが大切です。


逆に好きだと判断した場合は、その理由を考え、

心の引き出しにしまっておいてください。

後日、色々な場面で必要になるかもしれません。


私は、草間彌生の南瓜シリーズが好きです。

特に黄色をベースに黒いドット(水玉)柄の

カボチャにとても惹かれます。


なぜ惹かれるのかを考えた時、必ずその作品を

見た場所を思い出します。

瀬戸内に浮かぶ直島の豊かな自然の中に

どっしりと据えられていた屋外展示の黄カボチャ。

台風の時は、屋内に避難させると聞き、屋外の

過酷な状況に晒されてつつも、きちんと守られて

いるカボチャに愛おしさを感じました。


また、宿泊したホテルの食堂に飾られていた

黄カボチャの絵画は、その緻密な筆運びと

黒と黄色という交通標識のような強い色を

使いながら、あくまでもエレガントな仕上がりに

圧倒された作品でした。


アートに触れ、たくさん心を揺らし、心を動かす

経験をしてください。

きっと、あなたの人生も彩り豊かなものに

なると思います。