
【勝手に星付け@映画】
私が生きる肌 ★★★★★
ー最ッ高に狂ってるるるるるるるるるーーッ!ー
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好きです。好き好き。ペドロ・アルモドバル。
いや、ほんとは合うのと合わないのががっつり分かれてますが、今回はがっちりハマりました‼
事故死した妻のベラをどーしてもどーしても忘れられない形成外科医ロベルが、監禁した美女をベラそっくりにするべく整形しまくるお話。
美少女とロベルの生活をわりと淡々と描いていく前半と、中盤に突如として訪れる“事件”、後半の謎解きと……すごくサスペンスフルな作り。
美女の正体が明かされるにつれて、ぞわぞわーーーーっと寒気が😱😱😱
んもー、最高にキモいッ!おまけに最高に狂ってるッ!←褒めてます。
キモ狂いすぎて、個人的にはトーク・トゥ・ハーよりも受け入れがたい感じなんだけど、
観ているうちに、なんとなく自分の中の善悪の境目があやふやになってくるところなんかが、私は非常に好きです。
ドギツい描写にもアルモドバル監督特有のユーモアがあって、ほんとに巧みだなぁ…と感じてしまいます。
んで!いつもながら、キャラが濃い濃い。特に虎男😂ゲスいのに絶妙にキュートで爆笑でした😂😂😂
家政婦役のマリリアには、マリサ・パレデス。眼力ありすぎて、なにかやらかすんじゃないかってハラハラする感じが良き✨
主人公ロベル役のアントニオ・バンデラスはかなり抑えた演技してたのに、隠しても隠しきれない超絶変態臭がプンプン〜〜。
それぞれに痛みや苦しみもあり、なんとなく同情できなくもないんだけど……見事なまでに誰一人として共感できないッ!
だってみんな、究極の“自己中”人間なんですものーーー。最高にキモくて最高に狂ってますーー。
そして、そして……!
もし私がロベルの立場だったらどうするか?………うーーーん、なんもせずにおしまいかな。
凡人でいることが一番の幸せなり。