【勝手に星付け@映画】
バーニング ★★★☆☆
ーいるの、いないの?いないの、いるの?ー
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やっと観ましたーーー!
一言でいうと、みんな良い具合にゲスかったですね……(›´ω`‹ ) ゲッソリ❤
すべてのシーンが美しく、
無駄がなく、ウィットと暗喩に富み、そして非常に疲れました。
幼馴染のヘミとジョンス。アフリカに旅立った彼女の家の猫の世話を頼まれるが……猫の姿はどこにもいない。
いるの、いないの。いないの、いるの。
ヘミは、ベンという謎の金持ち男と連れ立って帰国。そして跡形もなく消えてしまった。
ヘミは失踪したのか?……それとも?必死に探すジョンス。その姿を嘲笑うようなベン。
意味ありげなシーン、言葉、表情。淡々とすすむ時間ながら、頭はフル回転で考え続ける。
猫の意味は?反射する太陽は?対岸の北朝鮮にはなんの意味が?牛は?母は?井戸はどこだ?
なぜ、この世界には“かつてあったもの”しか出てこないんだ?
いるの、いないの。いないの、いるの。
不親切の極みにぐらぐらぐらぐらと揺らされながら………のラスト。
悪い意味での衝撃!もうちょっとなんとなかならんかったのか!←ちょっと不満です👺💨
寂しい映画です。寂しい寂しい映画です。胸にかわいた風が吹きました。最後までかわいた風を吹かせてほしかったなーー。
跡形もなく消えてしまいたいと思うほどの衝撃だったヘミのアフリカでの体験も、帰国後の孤独も、ピエロを演じなければ生きていけない滑稽さも……寂しい。
“みたもの感じたもの”が伝わらない。消費されるだけの存在。
ヘミの孤独。ジョンスの孤独。ベンの孤独………ん、ベンは楽しそうだからいっか🤣
“あの時の想い/興奮/哀切/激情/愛/夢etc.”……他人に伝えるのは困難だ。同じ場所に立っていても、人それぞれ受け止め方は違う。
そこに孤独を感じるか、割り切るか。割り切れた方が楽しいだろうなーーー!
★減点理由……①ラストが50,000%気に食わない。②ヘミにまったく感情移入できなかった。
でもベンはお気に入り!良いキャラだなぁ。3人とも友達にはなりたくないけど!(笑)
残酷で寂しくて乾いてて、でも例えようがないほど美しい映画でした。長いけど、無駄がありません。
★3つなのは個人的な恨みつらみみたいなもので、他の方はほぼ満点だと思います🤣🤣🤣